『ライオンのおじいさん、イルカのおばあさん』(高岡昌江/学研プラス)

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 国内最高齢動物たちの歩んできた人生、そして現在―。感動ノンフィクション『ライオンのおじいさん、イルカのおばあさん』が、2016年9月1日(木)に発売された。

 日本全国には、それぞれの動物園・水族館の歴史を刻んできた、お年寄りの動物が多くいる。同書は、そんな動物園・水族館で飼育されている国内最高齢動物の生い立ちや現在の姿を紹介する一冊。今回紹介されるのはライオン、イルカ、キリン、チンパンジー、ウォンバット、ラッコ、アザラシの7頭だ。

<同書で紹介する、国内最高齢の動物たち>
・イルカの「ナナ」(メス、静岡県・下田海中水族館)
・キリンの「リンタ」(オス、兵庫県・姫路セントラルパーク)
・ラッコの「ラスカ」(メス、石川県・のとじま水族館)
・ウォンバットの「ワイン」(オス、大阪府・五月山動物園)
・チンパンジーの「ジョニー」(オス、兵庫県・王子動物園)
・アザラシの「トラ」(メス、北海道・おたる水族館)
・ライオンの「レオ」(オス、大阪府・天王寺動物園)

 人間に人生があるように、動物にも人生はある。動物たちは、どこで生まれ、どんな出来事を乗り越えてきたのだろうか。同書では本人に代わり、毎日世話をしている飼育係が、担当動物への思いと共に語っている。その物語は、お年寄りの動物を扱っているからと言って、決して辛い話や悲しい話ではない。ここでは、それが分かるような、担当動物に対する飼育係の思いの一部を紹介しよう。

<飼育係が語る担当動物への思い>
・イルカ…頭が上がりません
・キリン…なんかあったら怒られます
・ラッコ…古い友達と会うような感覚です
・ウォンバット…まだまだ元気でいてもらわないと!
・チンパンジー…いるのが当たり前の存在です
・アザラシ…ああいうふうになりたいですね
・ライオン…仕事仲間でもあるし、家族っぽくもあります

 このように、まるで人間同士の関係のように、飼育係の担当動物への深い愛情と敬意が感じられる、今までにない「動物と人の読み物」となっている。動物たちの生きてきた軌跡をまとめた履歴書とアルバムも掲載。子どもたちにはもちろん、大人にも読んでもらいたい。

※掲載内容は変更になる場合があります。