1日、埼玉スタジアム2002で行われた、2018年ロシアW杯アジア最終予選=日本代表×UAE代表の一戦は、1-2で日本代表がまさかの敗戦。ゴールラインを割った浅野拓磨のシュートがノ―ゴールとなる場面もあったが、日本代表は25本のシュートを放ちながらも1点に留まり、今後の戦いに不安を残す結果となった。

すると3日放送、テレビ東京「SPORTSウォッチャー」では、サッカー解説者・セルジオ越後氏が同一戦を批評。ハリルホジッチ監督には辛辣なメッセージを送った。

幻のゴールとなった場面について、セルジオ氏は「誤審です」と言いながらも「それで負けたのは一番大きな問題じゃない。そこに皆いっちゃったら本当の問題が解決しない。25本シュート打って点を獲れないところの日本に問題がある」と厳しく言い放った。

また、試合後、ハリルホジッチ監督が調子を落としていた何人かの先発メンバーについて、「なぜこの選手を選んでしまったのか自分でも疑問に思っている」と発言したことに触れた同氏は「責任逃れしか考えられない」とバッサリ。

その問題を「コンディションの悪い海外組に頼ったこと」と指摘すると、「90分の計算できない選手は先発させちゃいけない」と続けたセルジオ氏。発言による影響を「(選手との)信頼がそこで切れちゃう」と話すと、テレビカメラに向かって「3人交代ですよ、ハリルホジッチ。6人交代の試合じゃない」と直接訴えた。

次戦は6日のタイ戦となる日本代表。番組MCの綾部祐二から「万が一、負けるようなことがあったら監督解任みたいなことってあったりするんですか?」と訊かれると、「この選手らをなんで選んだかっていう言葉が、日本サッカー協会が“どうしてこの監督を選んだか”っていう言葉に変わるかもしれない」と最後まで辛辣なセルジオ氏だった。