「見た目が若い」 その秘密が明らかに!?

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執筆:Mocosuku編集部
監修:坂本 忍(医学博士)


女性はいつまで経っても若々しくいたいもの。
あるファッション雑誌がつくった『美魔女』という言葉も、すっかり定着した気がします。

見た目が若い人に対して、「いつまでも若々しくて羨ましい!」と思うことはあるかもしれません。実は、見た目が若い人は、実際に「肉体も若々しく健康的」だという報告があるそうです。
早速詳しく見ていきましょう!

実年齢は同じでも、肉体の年齢差は大きい


米デューク大学医学大学院で、肉体の年齢と見た目の年齢の関係についての研究が行われました。ダニエル・W・ベルスキー助教らは、ニュージーランドの38歳男女約1,000人を調査し、「肉体の年齢が若いと見た目も若いと判断される」と報告しています(2015年7月1日発行の米科学誌「PNAS」)。

ベルスキー助教らはまず、血液や尿などに含まれているバイオマーカーといわれる生化学物質を3度測定して心臓や内臓などの状態を把握。ここから肉体の年齢(生物学的年齢)を割り出しました。


その結果、実年齢は同じ「38歳」であるにもかかわらず、生物学的年齢は「28〜61歳」の範囲で分布し、大きな個人差があることがわかりました。

次に、参加者の38歳時点の顔写真を大学生に見せ、見た目の印象を確認しました。

すると生物学的年齢が高い人ほど、見た目の年齢も実年齢より高いと判定されたといいます。
つまり、実年齢は同じでも生物学的年齢の差異は大きいこと、そして、その差異は見た目に現れるということが明らかになったのです。

「若さ」を左右する3つの年齢


見た目の印象は、その人の肉体の年齢を反映していると考えられます。

そして、肉体の年齢を左右する主な要因として「血管 年齢」「骨 年齢」「腸 年齢」を挙げることができます。それぞれ詳しくみていきます。

・血管年齢

コレステロールや中性脂肪、血糖などが多い状態が続くと動脈硬化が進行し、血管が老化します。硬くもろくなった血管は、栄養素や酸素を全身に送る力が弱まり、内臓や筋肉の衰えにつながります。


動脈硬化は脳梗塞や心筋梗塞の原因ともなるため、自力で生活できず、介護が必要になるリスクも高まります。血管の年齢は、全身の年齢と密接に関わっているのです。

・骨年齢

寝たきりの2大原因は脳血管疾患と骨折です。寝たきりを防ぐには、血管年齢とともに骨年齢も若く保つことが重要です。

骨が丈夫で、身体の活動レベルを高く保っている人は若々しい印象を与えます。

・腸年齢

加齢にともない腸内では、善玉菌よりも悪玉菌が優勢となります。便秘になりやすく、栄養素の吸収効率も下がるので老けた印象を与えることにつながります。また、免疫力の低下によって、感染症やがんなどのリスクも高まります。

3つの年齢を若くするには…

「血管」にはメガ3系脂肪酸


 ・青魚
 ・えごま油
 ・亜麻仁油

「骨」にはカルシウム


 ・小魚
 ・大豆製品
 ・乳製品

腸には食物繊維


 ・野菜
 ・海草
 ・きのこ
 ・豆製品
 ・乳酸菌を含む漬物
 ・味噌
 ・醤油
 ・ヨーグルト


もちろん「見た目」は表面的な情報に過ぎず、不確かで本質的でないものと考えられることもあります。

しかし、こと健康状態に関しては、無視できない指標のひとつではないでしょうか。適度な運動とバランスの良い食事で、「若々しい印象」と「健康」の二兎を追いたいものですね。