外務大臣表彰を受賞した台湾日本語文学会の頼振南理事長(右)と台湾日語教育学会の頼錦雀理事長(左)

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(台北 3日 中央社)台湾で日本語教育の普及や文学研究に取り組む台湾日語教育学会と台湾日本語文学会が、今年度の外務大臣表彰を受賞した。日本の対台湾窓口機関、交流協会台北事務所の代表公邸(台北市)で2日、その表彰式が行われ、日本語に精通する学会員らが受賞を祝った。

外務大臣表彰は1984年から実施されているが、台湾からの受賞は今回が初めて。2学会かけもちで所属する会員も多く、会場は同窓会を思わせる和やかな雰囲気に包まれた。

台湾日本語文学会は1989年に「台湾日本語文研究会」として設立。ほぼ毎月研究会を開いているほか、活発な国際交流を進める。一方の台湾日語教育学会は1993年から活動。近年は国際学術シンポジウム開催のほか、人材の育成にも注力している。

台湾日本語文学会の頼振南理事長は、活動内容について「台湾という場所で日本とは何かということを人文系の学問によって考える責任の一部を負っていた」と語る。今後はさらに精力的な活動を通じ、グローバルな視点で日本とそれを考える台湾などについて考えていきたいと意気込んだ。

台湾日語教育学会の頼錦雀理事長は、専門的で高度な日本語人材の育成の必要性に言及。「日本語人材は社会文化の知識に乏しく、社会文化の人材は日本語教育の素養がないことが多い。もし双方の再教育が可能になればとてもいいこと」と語り、引き続き活動に尽力する考えを示した。

(齊藤啓介)