カナダ郵便公社ウェブサイトより

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(トロント 3日 中央社)世界各地の郵便切手を紹介する国際切手展「PHILATAIPEI 2016」(台北2016世界郵展)が10月21日から同26日まで、台北市内で開かれる。開催を前に、世界各地の郵便事情をシリーズでお届けする。――カナダ郵便公社は1997年の旧正月から干支を使った切手を発行するなど、中華文化を取り入れた商品開発を手掛けている。

干支の切手は、1950年に日本が世界で初めて発行。中華圏では中華民国(台湾)が最初で、1968年に発売された。中国大陸では1980年に出されている。

カナダで1997年に干支の切手が発行されたのは、同年11月にバンクーバーでアジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議が開かれたことが背景にあったとされるほか、同国の「文化の多様性」を重視する姿勢を反映したものだとする意見もある。

また、カナダ郵政公社は2013年にチャイナタウンの牌坊(門の一種)を題材にした切手を発行。描かれているのはトロント、バンクーバー、ヴィクトリア、ウィニペグ、ミシサガ、エドモントン、モントリオール、オタワの計8都市にある牌坊で、8人のカナダ人画家がそれぞれ制作した。

同社切手サービス部門のディレクター、ジム・フィリップス氏は、この切手はカナダに対するアジア系住民の貢献を示すものだと強調。「カナダの都市は多様性に富んだコミュニティー文化があるからこそ、活気に満ち溢れているのだ」と述べた。

(胡玉立/編集:杉野浩司)