連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(NHK 総合 月〜土 朝8時〜、BSプレミアム 月〜土 あさ7時30分〜)第22週「常子、星野に夢を語る」第131話 9月2日(金)放送より。 
脚本:西田征史 演出:松園武大


小橋家がにぎやかに。
ある日曜日。常子(高畑充希)の家に星野家3人が遊びにくることになったので、合わせて、美子(杉咲花)は大昭を呼び、鞠子(相楽樹)と夫の水田とたまきも招いたのだ。
ちゃぶ台をふたつ並べてもお皿がはみでそうなほどたくさんのお料理を用意して、みんなでわいわい。

はやはり常子が恋人もつくらずに15年間(戦争があったからそこは禁欲的でも仕方ないが)もいたとなると、美子も鞠子もおうちに恋人をつれてきてわいわいし辛かったのかもしれない。言葉に出せない遠慮みたいなものが小橋家には長らくあったのではないか。
ようやくその気遣いがとけて、みんなで屈託なく楽しめた日曜日。
ところが・・・。

窓ガラスを破って石が部屋の中に飛び込んできた。
どう考えても作為的なものだ。いったい誰の仕業なのか・・・。

休みの前の週に、アカバネ電気の社員・村山健太郎(野間口徹)と酒井秀樹(矢野聖人)がまたやって来て、今度は、お金で解決しようとするが、当然、常子ははねのけた。
嫌がらせはそのせいじゃないかと水田(伊藤淳史)が心配する。

その頃、赤羽根(古田新太)は、街の電気屋に視察中。「あなたの暮し」の評価のせいで、売り上げが落ちていると聞き、苛立つ。
目障りだと「徹底的にやれと伝えろ」という画面が無駄にかっこよくざらついて色味も変わった止め絵。

前宣伝から悪人役と言われているし、粗品が石鹸というみみっちさだが、赤羽根、休みの日にちゃんと店舗に寄るなんて意外と仕事熱心なんだな。

週明け、花山の家にも石が投げられていたと知る常子。犯人は誰かわからないが、あなたの暮し出版の人々は戦々恐々となる。

このままでは星野(坂口健太郎)や子供たちに危害が及ぶかもしれない。そう考えた常子は星野たちから距離をとる決意をする・・・みたいな展開になるのか? で、ついに、予告にあった「あすなろ抱き」の登場か! このためにこの1週間があるような感じだ。

電気屋役はわかりやすい小悪党の描写が巧みな片桐仁。彼が小林賢太郎と組んでいるお笑いコンビ・ラーメンズの公演に、脚本家の西田征史は何度も参加している。野間口徹も西田と共にラーメンズの舞台に立ったことがあった。そういえば、相方の小林賢太郎の喋り方や声が、なんとなく向井理に似ている。ややドSふうなインテリ男子に好かれるのか、西田征史。それとも、西田がインテリ男子好きなのか。
(木俣冬)