超高齢社会に突入し、お墓の問題は多くの人にとってひとごとではなくなった。そうした中、現役世代や60歳以降の人々は、自分自身の葬儀やお墓問題に関してどのように捉え、どのように感じているのだろうか。海洋散骨サービスを展開しているフューネットコーポレーションは、7月21日から7月25日の期間、全国の20歳以上の1000名(男女500名)に対して「自身の葬儀・お墓問題に関しての意識調査」を実施した。

自身の葬儀・お墓問題に関しての意識調査

■35.7%が自身の葬儀・お墓問題に「不安がある」

まず全年代に対し、自身の葬儀やお墓の問題に不安があるか聞いたところ、35.7%の人が「不安がある」と回答した。さらに、「不安がある」と答えた357名に、具体的な不安点を聞いたところ、「費用」と回答した人が64.7%で最も多く、次いで「葬儀方法」が44.0%、「管理、手入れ」が40.6%となった。

自身の葬儀・お墓問題に関しての意識調査 

自身の葬儀・お墓問題に関しての意識調査

また、男女別では女性のほうが不安を持っている割合が高いことがわかった。特に女性は埋葬方法や継承者がいない点に関して不安が大きい様子。特に顕著にみられた差は「配偶者、家族、先祖など一緒の墓に入りたくない」という点で、男性が7名しか回答していないところ、女性は4倍以上の31名が回答している。

■お墓以外の選択肢は自然志向!?宇宙葬など新たな手法への興味も

次に、お墓以外の埋葬方法で興味があるものを聞いたところ、最も多かったのは「海洋散骨」で25.8%、次いで「納骨堂」25.0%、「樹木葬」21.5%、さらに近年身近になってきた「宇宙葬」も7.8%という結果になった。「海洋散骨」が「納骨堂」を上回る結果となり、埋葬方法にも自然回帰の傾向が見られるといえるかもしれない。その他の意見としては、「庭葬」「鳥葬」「山中散骨」「子どもが海外へ行った時にあちこちに巻いてきてほしい」といった意見もあった。

自身の葬儀・お墓問題に関しての意識調査

■近年話題の「海外海洋散骨」の認知率は57.6%で、4人に1人が興味あり

上記結果のように近年人気の「海洋散骨」だが、特に海外の海洋へ散骨するケースも増えてきている。そこで、「海外海洋散骨」を知っているかどうかを聞いたところ、18.2%の人が「知っている」と回答し、「聞いたことはある」という人を含めると57.6%にのぼった。これらの人に海外海洋散骨へのイメージを聞いたところ、「自然を感じる」(33.5%)が最も多かった一方、「費用が高そう」(32.6%)という回答が続いた。海外というイメージからコスト的なネックをイメージされている人が多いことがわかった。

自身の葬儀・お墓問題に関しての意識調査

自身の葬儀・お墓問題に関しての意識調査

また、「海外海洋散骨」に関してどう思うかを聞いたところ、23.2%が「興味がある」と回答。最も多い回答として、53.6%の人が「興味はないが故人の希望であれば問題無い」と回答している。反対に「興味はなく故人が希望しても反対する」と21.6%の人が回答している。その他の回答としては、「興味はあるが、海洋汚染など問題点もあるのか心配」「興味はあるが、そこで生活している人のことを考えると賛成できない」といった心配するものがあがった。

自身の葬儀・お墓問題に関しての意識調査

■71%が、埋葬方法や葬式の手法が選べる時代に好意的

近年、宇宙葬やお坊さんの宅配サービス等、葬式やお墓、埋葬方法にも様々な新しい考えが登場してきている。そこで、こうした様々な手法が選べるようになった時代について、どう思うかを調査。その結果、「選択肢が多ければ多いほどよい」と回答した人が全体の4割に。さらに、「いくつか選べるくらいが良い」と回答した31%の人を加えると、7割強の人がこうした新しい考えに同調していることがわかった。一方、「選択はしたくない」という人も6%存在。風習や文化に沿うことに抵抗のある人もいることがわかった。

自身の葬儀・お墓問題に関しての意識調査

その他の意見としては、「遺族に迷惑がかかる方法は困る」「その家の宗派やしきたりを優先した上で選択肢があるなら選びたい」「伝統が守られる範囲内での選択肢が欲しい」といったものがあった。

【調査概要】
調査対象:全国の男女1000名(男性500名/女性500名)
有効回答数:1000名(割付:男女それぞれ20代〜30代:166名、40代〜50代:167名、60歳以上:167名)
調査期間:2016年7月21日〜2016年7月25日
調査方法:インターネットリサーチ

文/編集部