©2016「バニラボーイ」製作委員会

写真拡大

笑いと感動のSF(青春フルスロットル)エンタテイメント映画『バニラボーイ トゥモロー・イズ・アナザー・デイ』が9月3日より公開。

映画『バニラボーイ』の写真をさらに見る【11枚】

主演はジャニーズの新時代を担うジャニーズJr.内グループ「SixTONES(ストーンズ)」のジェシーさん、松村北斗さん、田中樹さん!

監督は、『アンフェア』などシリアスな作品から、『押忍!!ふんどし部!』といった破天荒なコメディ作品の演出まで手掛ける根本和政監督。根本監督ならでのはちゃめちゃ感が詰まった青春エンタテイメントに仕上がっています!

海のない栃木の高校でサーフィン部に所属し、摩訶不思議な力を持つ高校生、太田和毅をジェシーさんが演じ、太田の幼なじみの2人の天才、林秀太を松村北斗さん、松永英男を田中樹さんが演じます。

撮影の裏側から青春の思い出まで、3人の仲の良さが伝わってくるインタビューをたっぷりお届け!

みんなが心の中でツッコミながら観れる作品

――今回のお話は、少し変わった設定ですが、最初に台本を読んだ時の感想は?

ジェシー:最初見た時は、全然わからなかったですよね(笑)。

田中:文字で見た時に、「これは一体何だろう?」って驚きから入りました。

ちゃんと読み進めていくうちに、ちょっとコメディテイストなんだと気づいて。こういった色んな要素が入った作品が初めてだったので、最初戸惑いましたね。

松村:俺は台本を読みながら心の中でツッコミを入れていました。

けっこうボケもあるけど、それが『バニラボーイ』の世界ではリアルに起きていること。みんな真面目にやっているのに面白くなってしまう、というものだから、読みながら「なんでだろ、バカじゃねえの?(笑)」とかツッコミを入れていたので、映画を観たお客さんも心の中でツッコミをいれちゃうんじゃないかな、って思いましたね。

――今回、お互いの印象はどうでしたか?

ジェシー:役はピッタリだったよね。みんな役に近かったです。

松村:(自分たちのキャラに)合わせて台本を書いてくれたのかな、ってくらいしっくり来るというか……。

――監督からどんな演技指導がありましたか?

ジェシー:僕は、自分が面白いと思ったことをやったら、「もっと面白くいけるだろう、もっとふりきってやれ!」って言われて、「え?こんなにやっていいの?」って思ったところはありました。

田中:監督は「とりあえずやってみて」ってスタンスで。

自分たちがやったものに、「そこをもうちょっとこうして」とか、「それもうちょっと膨らませて」とか、俺らがやったものを尊重してくれる方で、すごくやりやすかったです。

松村:だから監督が僕らの目線に近いな、と思いました。

僕と樹の真面目なちょっと照れくさいシーンがあって、その時に監督が、僕らの気持ちをわかってるからこそ、「あんなにバカやってたお前らが……恥ずかしいよな。よし、本番いくぞ」って、トラップ的ないい意味でやりづらいことを仕掛けてきたり。

こっちの気持ちもわかってくれるし、監督に言われた言葉もわかるような作品の現場だったなって思います。

要潤とジェシーがアドリブ合戦!?

――撮影現場の雰囲気を教えてください。

田中:大先輩の方がたくさんいましたけど、気さくに話しかけてくださって嬉しかったです。

ジェシー:意外と絡んでくれましたね。要潤さんとか最初は、カッコイイし喋れるかな……って思ったんですけど、芝居を一緒にやりだしたときに、台本と全然違うことをやりだして。

田中:もう素直に芝居中に笑っちゃったんだよね。

ジェシー:笑って良いシーンだったんですけど、普通にテレビを見ている感じで、芝居をしているはずの俺達が素で笑っちゃったんです。

田中:部室のシーンのところは、すごい面白かったよね。

松村:現場は裏側も面白かったですし、カメラ前でも、作品はもちろん作りものではあるんですけど、作ったものというよりはその場にあるものをとても大事にしたような、ライブ感のある現場だったなって思います。

田中:ジェシーがけっこう要さんとも台詞でのやり取りが多くて。動きだったり言い回しをジェシーが自然とオリジナルでやったら、それに要さんが乗ってきてくれたりとかあったよね。

ジェシー:「いえいえ聞いてないですけど」って言ったら、要さんも「いやいや言ってないですけど」ってやったやつとか。

――大変だったシーンは?

ジェシー:本当に部活だったよね、パドリング練習とか。

田中:走るシーンが大変だったかな。疲れてない感じを出さなきゃいけないんですけど、疲れるんですよ、どうしても(笑)。そういうのは、大変でしたね。

松村:けっこう切羽詰まった鬼気迫るシーンでも、コメディなのでギャグが入ってくるんですよね。誰かが唐突にツッコんだりとかもあるんですよ。その時に、俺の感情は今どこに行き着いてるんだろう?みたいな(笑)。

危機感を出さなきゃいけないけど、どこかで笑わせなきゃいけないっていう、その両極の状況が同時に出てきたところが難しかったです。

ジェシー:最後の真剣なシーンで普段の姿と違いすぎて、芝居中に真剣な2人を見ると笑っちゃうんですよ。すごい真面目な顔してるから不思議だった(笑)。あと笑っちゃいけないシーンも笑ってたもんな、北斗。

松村:だってジェシーがカメラに映ってないところから俺に向かってふざけてくるから、それは笑っちゃいましたね。

メンバーから見た憎めないジェシーの魅力

――太田は天然ボケな役ですが、ジェシーさんの天然エピソードなどあれば聞かせてください。

田中:天然というか、日本語をめちゃくちゃ間違える。

ジェシー:ほんとの事言うなよ。

田中:あとベタなオヤジギャグを言ってきたりするんです。

「ふとんがふっとんだ」みたいな、そんなこと今更面白くないのに、いかにも「俺面白いだろ?」みたいな感じで言ってくる。

ジェシー:別にいいじゃん(笑)。

松村:実際この現場でもいっぱい入れてきたんですよ。

「一緒に行こう、吉幾三」とか、「いや〜、ごめんごめん、ごめんな西郷隆盛」とかやって、本人は「よし、きたな」って言ってるんですけど、試写で観たら全部カットされてて(笑)。

ジェシーも「ああ、全部カットされてる……」って言うから、カットされてやっと面白くなる。

あとよくする話なんですけど、ジェシーってハーフで英語も喋れるんですよ。劇中では太田なので英語は聞き取れないって設定ですけど、私生活では英語は喋れるし。

田中:お父さんと英語で会話したりしてるしね。

松村:でも、(SixTONESの)メンバーの慎太郎がよく「ジェシー、この英語なんて意味?」って聞くと、ジェシーはケータイをおもむろに取り出して、翻訳機にかけるんです。

ジェシー:だから「わからない日本語もあるだろ!」っていつも言うじゃん。

松村:それで「なんか“難しい”って意味らしいよ」ってけっこう簡単そうなのも調べるし、最近では慎太郎も「ジェ……、あ、北斗、この英語なんて意味?」って俺に聞くようになっちゃって。

ジェシーは「俺、英語喋れるから」って言ってて、調べるところがあります。

ジェシー:俺はネイティブだから、英語を勉強してないし。でも、そういうかわいらしいところがありますね。

――ダジャレなども自信があるんですか?

ジェシー:自信があるというか、人を笑わせるのが好きなんです。何かしら言えばみんなバカにして笑ってくれるんで。一緒にいてもメンバーは無害なんで、だから喋っちゃう。

田中:ジェシーは一緒にいるとずっと喋るんですよ! 北斗と俺が2人でいても、普通の会話はするけどそんなに喋らない。でもジェシーはずっと喋りかけてくるんですよ。すごい喋るよね?

ジェシー:ダメなの?(笑)

松村:なんかずっとネタ見せみたいなんですよ。

田中:太田と一緒で、ジェシーはちょっと憎めなかったりするんですよね。

松村:確かにね。樹とかに「軽くどっかでコーヒー飲まない?」とか言われても「ああ、ちょっと帰るわ」って言うけど、ジェシーに誘われてこの前行っちゃいましたもん。

「お願い、お願い!一杯だけ、一杯だけ!」って言われて(笑)。

田中「あんなに楽しそうな北斗を初めて見た」

――これまでも『私立バカレア高校』などドラマの共演はありましたが、今回の撮影でお互いの新たな発見はありましたか?

ジェシー:みんな顔つきが大人になってますね〜。

田中・松村:あはははは!

松村:今まで共演しているのとはまた違う作風で、「あ、こういうのも一緒にできるんだ」って思ったことは発見でした。

ジェシー:こういうコメディアンテイストが初めてだから……。

松村:コメディアンテイストって(笑)。

田中:アメリカンスターみたいだな(笑)。コメディテイストね?

ジェシー:そう、コメディテイストがさ、『バカレア』よりも強いじゃん? だからふざけるシーンも、「みんな大人になったんだな」って。芝居の仕方とか恥ずかしさがなくなっていると、僕は思います!

田中:ありがとうございます(笑)。

松村:ある意味での発見は、まだ制服イケるな!って思ったこと。

田中:それはあったね!

松村:撮影が去年だから、全員コスプレなわけで。でもまだ制服姿イケた(まともに見れた)なって。

田中:あとシンプルに、あんな楽しそうな北斗を初めて見た。こんなに何年も一緒に仕事してるけど。

松村:あははは。

――それは新たな発見ですね。

田中:この現場で(同じ部員役で同世代の)成弥や航基と初めて会ったのに、北斗が楽しそうに仲良くなっていて。

松村:楽しかったですね。

ジェシー:(SixTONESの)メンバーと喋るより楽しそうにしてた。

松村:そんなことないでしょう(笑)。今までメンバーと一緒にいるときって、周りの5人がすごい喋るから、それを聞いてたり、1人でぼーっとしてたりすることが多いんです。

田中:成弥や航基とは一緒にいるシーンが多かったから、俺ら3人に2人も溶け込んでたよね。

松村:樹もジェシーも話しかけるから、2人もスッと入ってきて。ジェシーのわかりやすいボケに2人もツッコんだり。ジェシーはみんなにイジられるし、樹はみんなをイジれるので、なんか自然と5人の雰囲気になっていましたね。

田中:よく撮影の合間に5人で飯食いに行ってたもんね。ずっと笑ってたよね。

ジェシー:みんな笑うときはひたすらこのポスターのポーズで。

松村:そんなわけあるか!

ジェシー:その瞬間を撮ったんだよ、これ。

松村:「あはは、おかしいな、ウケる〜」ってそのポーズやるか!

ジェシー:やるよ。

田中:やんねえよ!

松村:ほんとに(ジェシーは)しょうもないんですよ。

ジェシー:でも笑ってんじゃん。笑顔って大事よ。

松村:ツッコんでもツッコんでも、ボケを押し通すんですよ。

――本当にジェシーさんはムードメーカーなんですね。

ジェシー:そうなんですかね? でも占いでもそうやって言われてた。

松村:知るか、その情報。

映画の撮影で青春を体験 松村「あ、青春ってこれか!」

――青春のお話ですが、ご自身の青春の思い出を教えてください。

田中:学生時代で思い出すと、やっぱり俺は体育祭だな。

小学校6年生の時の体育祭がまじで無敵で。自分で言うのも何なんですけど、本当にカッコ良かったんですよ!

ジェシー:これ、いつも言ってるんですよ(笑)。

田中:男5人兄弟なんですけど、全員応援団長やってるんですよ。

俺も団長やっていて、リレーのアンカーで、騎馬戦の大将騎だったんです。もう主役級のやつ、3つ持っていっちゃったんですよ!

それで、応援賞を応援団長で獲って、リレーアンカーで2位でバトン回ってきたのをゴールギリギリで抜かして1位になって、騎馬戦では来るやつ全員ぶっ倒す、みたいな。まじでカッコよくて、そのときピークでモテたんです。

――その時は今回の役柄と繋がるくらい身体能力が高かったんですね。ジェシーさんはいかがですか?

ジェシー:僕は小学校かな。

学校にある池の金魚を勝手にすくってきて教室で飼うとか、卓球ボールで廊下で野球をして窓ガラスを割って弁償するとか、いろいろやんちゃなことをしてました。小学1年生くらいの時は、ちょっといじめっこ気質で。

帰りの会でみんなが手を挙げて先生に「ジェシーくんに○○されました」って口々に言うから、前に出て行って「すみませんでした」って謝ったこともあります。怒られっぱなしでしたね。

――ガキ大将みたいな感じだったんですね。松村さんは?

松村:僕は小学生からずーっと空手をやっていたので、青春らしい青春のエピソードがないかなぁ。……ない!(笑)

ジェシー:でもこの撮影が本当に青春だったよね。沖縄で制服でお土産とか選んで、走ったり部活っぽいことしたので。

田中:青春を感じたね。

松村:制服でみんなでアイスを食べて、「一口ちょうだい」ってこの現場でやったことが、「あ、青春ってこれか!」って(笑)。楽しい!って思った。はしゃぎましたね。

――沖縄と栃木にロケに行って楽しかったことは?

田中:沖縄でジェシーが楽しそうだなって感じたのが、俺と北斗が浜辺の岩場で撮影していたら、合間に毎回ヤドカリとか持ってくるんですよ。

「ヤドカリいたー!」って言って、楽しそうだな〜って。撮影していても、遠くでジェシーがヤドカリを探しているのが見えるんです。

ジェシー:沖縄のヤドカリは真っ白でキレイなんですよ。

あと僕はメダルゲームが好きなんですけど、沖縄のホテルにメダルゲームがあって楽しかったです。

松村:俺はホテルの温泉だな。

スタッフさんもみんな同じホテルに泊まっていたので、大浴場に行くと、普段あまり話せないスタッフさんとも偶然会ったりして話せたんです。

「あのシーン面白かったよ」って言われて、そういう風に見えてたんだとか、「実はあのシーン、音声さん○○だったんだよね」とか教えてもらえて面白かったです。

田中樹はMCタイプ

――根本監督が、ジェシーさんはコミュニケーション能力が高いタイプ、松村さんは芝居がすごく好きなんじゃないか、田中さんはけっこう現場を仕切ったりするタイプと言っていたのですが、これを聞いてご自身での印象と合っていますか?

ジェシー:確かに、いろんな人とは喋るようにしてます。以前、NHKの『Rの法則』という番組に樹と一緒に出ていたんです。その時に樹がいろんな人とめちゃくちゃ喋っていて、俺は全然喋れなくて。

俺もとりあえずいろんな人と喋ろうって2、3年前から考えていて、そこから恥ずかしさもなくなり、コミュニケーションをとるようにしています。

松村:俺は映画とか舞台を観るのが好きで、やっぱり監督が話すお芝居の話とかがすごく面白くて聞きに行っていたので、そういう印象を持ってもらえたのは嬉しいですね。確かにもっとできたらいいなって思います。

田中:自分では仕切っていたつもりが1ミリもなくて(笑)。ジェシーと同じで、いろいろな人と話すようにはしてましたけど、仕切っては……。

――ちょっと司会タイプというか。

田中:(嬉しそうに)そうなのかもしれないですねえ!

松村:でもSixTONESでライブやる時もMCは樹がやるんです。

僕が思うに、ジェシーは言葉を相手に投げかけていくのが上手いんですけど、樹は受け取って解釈するのが上手いから、たぶんMCとか仕切るのが上手いのかなって思いますね。

物に名前を書くのは田中の家系

――今回の役柄は素に近いとおっしゃっていますが、逆に違和感を感じた部分はありますか?

ジェシー:僕が演じた太田は、自分の物に全部名前を書くんですよ、「オレの」って。あれはしないですね。

田中:逆に俺は学生の時にめっちゃしてました! 何にでも「田中樹」って書いてた。ローファーやカバン、ワイシャツの襟とかにも。

松村:それ家系だよね。ある時、ライブ終わりでみんなシャワーを浴びている時に下着が落ちていて、誰のだ?って見たら、樹の弟の名前が書いてあるんですよ。

そしたら樹が、「穿いてきたら弟のだった」って。だから名前を書く家系なんですよ。

ジェシー:でもそれは自分の名前でしょ? 太田は「オレの」だから(笑)。

松村:俺は違和感あったところあったかなぁ?

ジェシー:英語とかは? 英語喋ってたじゃん。

松村:だって俺、昔ECCジュニアだったもん(笑)。違和感があったところ……。強いて言えば、砂浜は絶対に走らないですね。

田中:極力運動しないもんね。

松村:できればパラソルの下にいたいタイプですから。運動部には入らないだろうなって。いや、部活入らないな。

田中:北斗は帰宅部です。

ジェシー:北斗はすぐ帰るもんな。

松村:グループでは帰宅部のエースと呼ばれてます。

田中:俺はそうだなぁ……。太田が天然でボケたりするシーンが多かったんですけど、それを林と松永は呆れて見てる描写がけっこうあるんです。

でも、俺だったら真っ先にノってもっとふざけるだろうなって! だからウズウズしてたんですよ。やりたくなっちゃうけど、できないから。

それがけっこう自分の中でモヤモヤしてましたね。

3人の女子の胸きゅんポイントは?

――映画は太田の恋の行方も見どころですが、それぞれの“女子のキュンときちゃうところ”を教えてください。

田中:聞かれた時に毎回コレって決めているものがあるんですけど、子供っぽい面がある女性が好きなんです。

例えば一緒に食事をしていて、相手が食べている時に「美味しい?」って聞いたら、口の中に食べ物があるから喋れないじゃないですか。

だから口を開くわけにもいかないけど、美味しいからモゴモゴしつつ「おいひい!」って答えちゃう子が好きです。

ジェシー:そんなんみんな言うじゃん。うちのばあちゃんでも言うよ。

田中:でも、「ちょっと待って」みたいな素振りすることもあると思うんですよ。

それが大人の女性として正しいんでしょうけど、思わず聞かれたからすぐ答えちゃって、「あ、危ない」ってなるくらいの子が好きです。ギャップがあったり、内面が子供っぽい子が好きですね。

――松村さんはいかがですか?

松村:学校とかでなんとなく1人で本を読んでる子……。

ジェシー:それお前じゃん。自分のこと?(笑)

松村:違う(笑)。でも似た人の気持ってわかるから、つい惹かれるというか。

1人でいるんだけど、みんながワーッとどこかに行くと、一瞬チラッと気にしたり、なんとなくいろんなところにアンテナ張っておこうってしている子。

それで、一瞬寂しそうな顔したらやっぱり心配になるし、そういうところに惹かれますね。

田中:へ〜、俺と逆だね。みんなでワーッてなったときに、一緒にワーッて来てくれる人が好きだから。

――みんなタイプが違うんですね。ジェシーさんは?

ジェシー:地元の図書館に映画を観れる部屋があるんですよ。

小学2年くらいのときにみんなで『学校の怪談』を観た時に、気が強そうな女の子も一緒にいて、その子が「キャー!」って俺にしがみついてきたんです。それにキュンキュンして。

普段は強がってるんだってキュンとしました。

――高校生時代にしたかった理想のデートは?

ジェシー:観覧車に乗りたかったです。遊園地行ったり。

田中:俺は制服でプリクラ撮ってみたかったです。

松村:あー! いいこと言うな! それで俺はベタだけど、そのプリクラをiPhoneケースの裏とかに貼るとかやりたかった。

田中:いいね! プリクラの落書き書いてる時に、「下手くそ!」って言われたり、そういうやり取りやりたかった〜! あとテスト前に教室で居残り勉強とか一緒にやりたかった。

そういうベタなのですかね、憧れるのは。

欲しい特殊能力は?

――今回、作中ではみなさん特殊能力がありますが、作品とは別に、欲しい能力は?

田中:俺は瞬間移動。なんでも出来ちゃうよね。

今日の現場の入り時間の5分前に起きても間に合っちゃう。どこにでも移動できちゃうわけじゃないですか。ちょっとハワイ行きたいなって思ったらシュッて瞬間移動もできちゃうし。

でも、ずっとちっちゃい頃から、瞬間移動とか、映画の『スパイダーマン』に憧れて、手首から糸が出てこないかずっと練習したりしてました。

松村:出るわけないじゃん(笑)。

田中:出るわけないんだけど! あれ(作品)があるってことは、たぶん出るんだよ、誰かが!

松村:万が一出たらってことね。

田中:あの作品の設定でも1人しか糸が出せる人はいないじゃん? だから世界中に1人は出る人がいるかもしれない、それが俺かもしれないから。

松村:万が一、自分だったらまずいから練習しておこうってことか。

田中:あと小さい頃は、かめはめ波とかアニメの技の真似をしたりとか、そういうのは今でもちょっと憧れますね。

ジェシー:僕は物になる。いろんな物の気持ちになる。例えばコップの気持ちになったり。

田中:全然意味がわかんないんだけど(笑)。なればいいじゃん、コップの気持ちに。

ジェシー:でもこのままじゃなれないじゃん! だからそういう時にコップになれたりとか、テレビになれたりとか。全部の物になる。

田中:そもそもコップになりたい?

ジェシー:なんでもいいの。全部の気持ちを知りたい。

だってコンクリートだったらずっと踏まれてるんだよ。かわいそうだよ。

どういう気持なのか、俺は知りたい。人間てやっぱり幸せなんだってなるじゃん。

松村:僕が面白そうだなって思うのは、違う人になるとか。

例えば、部屋で1人で椅子に座っている時だけ違う人になれる(他人の感覚を知ることができる)。

樹になろうと思ったら樹の中に入るんだけど、気持ちや思考とか動きは全部樹(のまま)なんですよ。

自分の思考だけが自分の体から離れて他の人の中に入って、その人の感覚の記憶を持ったまま、自分の体に戻ることができる。そういうのでいろんな人になってみたいなって。

――いろんな人の感覚や生活を体験したいんですか?

松村:そうですね。工事現場で炎天下の中、1日中働いてみたりとか。それを俺が実際に働いたら、ただ単に“働いている俺”だから、“働いている人”になりたいんですよ。

それで自分に戻ってきた時に、「大変なんだな」ってその人の背景含めいろいろ感じるところがあると思うので、1日1人、1年で300人近い人になってみたいです。

3人も戸惑った、急に入るPVに注目!

――映画で注目して欲しいポイントは?

田中:笑いのシーンはその都度入ってくるんですけど、その合間に真面目なシーンや泣けるシーン、友情の熱い瞬間だったりがあるので、そこで青春を感じられたりするんじゃないかな。

笑いがあっての真面目なシーンが自分は好きですね。

松村:僕は一瞬入るPVですね。

ジェシー:あれキツかったよね、急に「次の日PV撮るから」って言われて。

いきなりみんなカッコつけてるじゃん。

田中:「音楽流すから、はい、カッコつけてー」って言われて、テーブルにパスタとか置いてあって、どうすればいいの?みたいな。

松村:「歌ってない時は基本パスタ食べて」みたいな感じだったよね(笑)。

「でも、カッコよくね!」って言われて、パスタかっこ良く食べるって難しい……。

あのシーンはある種ミュージカルみたいなものなので、僕はそこが注目ポイントです。

ジェシー:僕はひたすらパドリングや走りを観てもらいたいです。映画では短くなっているけど、けっこう1日中走ったりしていたので。

監督も「あと30秒」って言ったのに「あと2分」になったり、いじめてきたので、本当に部活みたいでした。ほんとに辛いんだろうな、って目で見て欲しいですね。

田中:同情して欲しいんだ(笑)。

――ありがとうございました!

わきあいあいとした3人の雰囲気が劇中にも現れている映画『バニラボーイ』。真面目にバカをやる、ひと夏の青春ムービーは男性にもオススメです。