堅実女子が抱える身近なトラブルに、弁護士・柳原桑子先生が回答する本連載。今回の相談者は美紀子さん(28歳・メーカー勤務)です。

「私は普段は日本のメーカーでOLをしているのですが、InstagramやFacebookなどのSNSを盛り上げるべく、華やかな場所で女子会するのにここ2年くらいハマっています。女子会用のお友達が4人いて、都会のバーベキュー会場や、花屋さんのカフェなど話題のスポットのいい席を予約して、「いいね!」を狙っています。先日はパジャマパーティーもしました。

最近は、ただ行ってもつまらないので、みんなで似たようなコーディネートの服を着たり、関連した小物……例えば、花屋さんのカフェに行ったときは花のフレームのサングラスを購入して、盛り上げ感を演出しています。

私がそういうモノを立て替えることが多いのですが、そのうちのメンバーにお金を払わない人がいます。

”前の小物代と会場費を払って”と言っても、“今は1万円札しかなくて”とか“今度払う!”など言われてしまい、この前、ざっと計算したら2万円分くらいありました。これを払わせるのはどうすればいいのでしょうか。

彼女はとても美人でフォロワー数も多く、彼女がタグ付けしてくれるから、私の「いいね!」が増えるというメリットがあります。だからメンバーから外れられてしまうと嫌なのですが、お金はお金です。次回は強く言いたいので、法的根拠があれば教えてほしいのです」

美人の友人が払わないお金はどう対処すればいいのか……柳原桑子先生の回答は!?

未払いを繰り返し、お金を支払わない友人に対しての対処法は以下です。

借用書等念書となるものがない少額の立て替え金も、“チリも積もれば山となる”的に回を重ねれば大きな金額になっていってしまうものです。

さて、あなたの場合、当然ですが相手に請求できます。この法的根拠は、「立替金を返してください」ということです。

相手の方は、お金を返してと言っても、これまでのらりくらりと交わしているので、改めて強く請求した場合、逆に居直ってあなたに小物代や場所代などを立て替えさせたことを認めない可能性もあります。

この場合は、他のメンバーがいるようですので、彼女たちに証人になってもらうのもひとつの手。でも、証人がいない、あるいはいるけれども巻き込まれたくないので断られてしまったら、証拠がないということになってしまいますので、多少のケンカ覚悟でしつこく毅然と言う以外ありません。

ケンカを避けるための対応策としては、相手に会場費や小物などを立て替えさせるというのはいかがでしょうか。例えば、今まであなたが4回立て替えたから、相手に4回立て替えてもらうことでチャラにしようと提案してみてはいかがでしょうか。

今回のように、そもそもワリカンにすべきお金を支払わない人は、信用がおけません。次は貸すのを断るなど自己防衛が必要です。個人間の少額のお金の貸し借りは、爐△欧覘瓩らいの気持ちで行なわないと、後々トラブルになると感じている人は多くいます。

人間関係上、断りにくいなどの問題はあるでしょうけれど、後で自分が嫌な思いをするくらいなら、信用ならない人とはお金のやりとりはしないことです。

相談者・美紀子さんたち女子会仲間がいちばんイイネをされたのが、パジャマパーティーの写真。女子会会場としてレンタルしたレンタルルーム代は2万円だった。(写真はイメージ)



■賢人のまとめ
お金を支払わない相手に、全員分を支払わせるなども、対策になる可能性があります。

■プロフィール

法律の賢人 柳原桑子

第二東京弁護士会所属 柳原法律事務所代表。弁護士。

東京都生まれ、明治大学法学部卒業。「思い切って相談してよかった」とトラブルに悩む人の多くから信頼を得ている。離婚問題、相続問題などを手がける。『スッキリ解決 後悔しない 離婚手続がよくわかる本』(池田書店)など著書多数。

柳原法律事務所http://www.yanagihara-law.com/