日本の国民食ともいえるラーメンは、醤油、味噌、塩、豚骨など、地域や店舗によって多様な味のラーメンを楽しめる。もともと中国から伝わったものではあるが、日本で独自の進化を遂げ、中国のラーメンとはまったくの別物となった。日本のラーメンは中国では「日式拉麵」と呼ばれ、割高ながらも人気が高い。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本の国民食ともいえるラーメンは、醤油、味噌、塩、豚骨など、地域や店舗によって多様な味のラーメンを楽しめる。もともと中国から伝わったものではあるが、日本で独自の進化を遂げ、中国のラーメンとはまったくの別物となった。日本のラーメンは中国では「日式拉麵」と呼ばれ、割高ながらも人気が高い。

 そのため、日本から中国へ進出するラーメン店も少なくない。中国メディアの今日頭条はこのほど、最近中国にラーメン店を出店した日本人男性について紹介する記事を掲載し、日本人のラーメンへのこだわりに驚きとともに賛辞を送っている。

 記事は中国に進出した、ある日本のラーメン店を紹介。同ラーメン店の店長は、自分が納得できる豚骨ラーメンを作るために8年も修行したと驚きを示している。中国にも個人経営の飲食店は多く存在し、簡単に出店することができる一方で、すぐに閉店に追い込まれる店は多い。これは計画性のなさだけでなく、繁盛している店のまねをしてばかりで独創性がないことも原因があるだろう。納得できるラーメンを見つけるために8年も修行したという日本人店主は中国人にとっては信じられない存在であるに違いない。

 記事は、この店のラーメンが中国で一般的なラーメンよりも高額な理由について、スープに手間をかけているからだと説明している。大量の豚骨を14時間以上も煮込んで作っているのだという。麺がメインの中国ラーメンに対して、スープにこだわる日本のラーメンは中国人にとって新鮮に感じられるに違いない。

 また、スープの種類、麺の硬さや塩加減、油の量、トッピングを選んで自分好みにカスタマイズできる楽しみもあると、顧客目線のアイデアを称賛。はきはきと元気にあいさつする礼儀正しい店員、日本風の内装など、そして「食材にはしっかりと火を通す中国にはない半熟卵」など、どれも客を惹きつける要素と紹介した。味にこだわるだけでなく、客の立場に立ったサービスでもてなすことも日本では当然だが、中国人には驚きのようだ。ラーメンの本場・中国で、日式拉麵が繁盛するのも不思議ではない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)