「うんざりしていたの」アリシア・キーズはメイクをやめた

写真拡大

いつでもどこでもノーメイク、を有言実行。

8月28日、米MTVが主催する「Video Music Awards(VMA)」が開かれました。

VMAといえば、以前レディー・ガガが生肉ドレスで登場した場でもあり、オスカーやカンヌよりずっと自由なファッションステートメントの場になっています。

VMAにすっぴんで登場したアリシア・キーズ

今年のVMAで話題をさらったのが、アリシア・キーズ。彼女はこの華やかな場に、あえてノーメークで臨んだんです。

セレブがすっぴんをさらすのはSNSではもはや日常。でも、リアルの場、しかもレッドカーペットというあらゆる角度から注目の集まる場ではなかなか勇気のいることです。

ただ、アリシア・キーズのノーメイクはいまに始まったことではなく、数か月前からノーメイクを貫いていました。

完璧を求めることにうんざりしていた

今年5月、レナ・ダナムが主催する女性のオピニオンサイト『Lenny Letter』に寄稿して、そこに至る経緯を語っています。

最初のきっかけは、新たなアルバムに向けた曲作りをしていたとき。彼女は曲そのものを作る前に、「うんざりしていること全部のリスト」を作ったそうです。

そのリストのなかにあったのが、「女性たちが、痩せなくちゃとか、セクシーに、望ましく、完璧にならなくちゃと洗脳されていること」。

そこからアリシアはこんな風に感じ始めました。

「家を出るときいつも、メイクをしていなかったらどうしようと心配していました。誰かが写真を撮りたがったり、それをポストされたりしたら? これは不安定だし、表面的なことですが、でも正直な思いでした。それはとにかく全部、ほかの人が私のことをどう思うかということにあまりにも依存していたんです」

すっぴんの自分こそ心から美しいと思えた

さらに決定的だったのは、アルバム用の写真を撮影したときのこと。

アリシアがジムからノーメイクで撮影現場に直行したところ、フォトグラファーのパオラ・クダッキが「そのままで撮らせて!」と強く希望しました。

曲が生々しくてリアルなんだから、写真もそうでなくてはならないと。

そのときの写真がこちら。

この写真を撮ったことで、彼女は

「いままでで一番力強く、エンパワーされ、自由で、心から自分を美しいと感じることができた」

と言っています。

そしてこれ以来、彼女はメイクをしなくなったんです。

ただし、メイクは決して悪じゃない

私も普段ノーメイクのことが多くて、最近の作りこんだメークの流行にはまいったなと思っていたので、こんなきれいな人が「メイクしなくて良し!」と言い切ってくれると勇気づけられます。

ただ、メイクしてない身分でこう言うのもおかしいんですが、「メイクは悪」って決めつけることもないのかなと。

参考までに、メイクあり時代のアリシアはこのような感じで、すっぴんがきれいな人がメイクするとやっぱりますますきれいなんですよね。

それに、ある程度シミとかシワとかたるみが気になってきたら、多少はメイクしないと周りの人もしんどいという意見もあります。

実際アリシアに対しても、「コンシーラーくらい塗ったら?」「本当はメイクしてるんじゃないの?」などなどのネガティブな反応がありました...って、こういうのがまさに「人目を気にしてる」ってことなのかもしれないけど。

自分を輝かせるのは、メイクじゃなくて自信

問題はメイクそのものよりも、メイクしててもしてなくてもフルに自信が持てない、人目を気にしてしまう心の持ち方なのかな、という気がします。

アリシアはレッドカーペットでメイクをしていなかった、のではなくて、メイクと引き換えに手に入れた自信のオーラをまとっていた、ということかもしれません。

[Glamour Lipstick, Glamour, Lenny Letter, BuzzFeed]

写真/gettyimages