スペースXのロケット爆発、Facebookの「ネット届ける夢」遠のく

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スペースXのロケットが点火試験中に爆発。フェイスブックがアフリカにインターネットアクセスを提供するための人工衛星も搭載されていたが、ロケットともに失われる結果となった。

スペースXの最新ミッションに利用する予定のロケットが爆発した。搭載されていた、フェイスブックの存在感をアフリカにまで広げるための人工衛星も燃え尽きてしまった。

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この爆発は、9月1日朝(米国時間)、フロリダ州ケープカナヴェラル空軍基地でテストを行っている最中に発生した。

ケープカナヴェラル空軍基地の第45宇宙航空団が発表した声明によると、まだ名前が付けられていなかったこのロケットは、スペースXが点火のテストを行っていた午前9時7分に爆発した。

スペースXのリリースによると、上段(第2段)ロケットの酸素燃料タンク周辺で爆発が起こったという。イーロン・マスクCEOのツイートによれば、推進剤充填中に酸素タンク付近で発生した。だが死傷者はおらず、周囲に危険が及ぶこともなかったという。

ソーシャルメディアでは、米航空宇宙局(NASA)のケネディ宇宙センターの隣にある発射場から黒い煙が上がっている写真がいくつか投稿されている。

For anyone who wondered why launch prep takes weeks & why no one is allowed near, this is why #Falcon9 #SpaceX pic.twitter.com/ukCPmAhOhD

- Hunter Blaeser (@MinnesotaLoving) September 1, 2016

スペースX社の広報担当者フィリップ・ラーソンによれば、このロケットには人工衛星「AMOS-6」が積まれていたが、爆発によって破壊されてしまった。

AMOS-6は、イスラエルの通信会社スペースコム社が建造し、フランスの通信衛星企業Eutelsat社が運用していた。フェイスブックは、アフリカのサハラ以南の地域にまでインターネットアクセスを提供するために、この衛星の利用時間を購入していた(日本語版記事)。

『WIRED』US版はフェイスブックに対し、AMOS-6が重要な役割を担っていた同社のインターネット接続計画にとって、今回の爆発がどのような影響をもたらすのかについてコメントを求めたが、現時点で回答は得られていない。

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