9月を迎えたというのに、相変わらず日中は暑さが続き、エアコンもフル回転。そんな中、そろそろ心配になってくるのが夏バテだ。不動産情報サイトのアットホームが運営するサイト「at home VOX」が同サイトユーザーを対象に行なった夏バテに関するアンケート調査によると、実に半分以上の人が「夏バテ経験あり」と答えていることがわかった。

■「夏バテになったことがありますか?」という質問に対し、「はい」と答えた人の割合(性別・年代ごとの回答率)

・20代男性 58.1%
・30代男性 57.1%
・40代男性 59.7%
・50代男性 63.5%

・20代女性 68.3%
・30代女性 72.6%
・40代女性 69.8%
・50代女性 71.0%

 女性はどの年代も約70%の人が夏バテを経験していることが判明。やはり、みなさん、毎年暑さにはまいっているようだ。暑い日はそうめんやアイス、ジュースなど、何かとひんやり系の食べ物に手が伸びがち。アンケートでも冷たい食べ物の支持率はダントツだった。

■暑い日に食べたくなるのはどれ?(回答率)

1位 冷たい食べ物  86.8%  
2位 辛い食べ物 26.8%
3位 酸っぱい食べ物 23.8%
4位 熱い食べ物 12.2%
5位 甘い食べ物 9.4%

 しかし、食事はエネルギーの源。冷たいものばかりでは、それこそ体がまいってしまうのではないだろうか。続いて、暑い日に冷たいものを食べすぎて、体調を崩したことはあるか?と聞いたところ、男女ともに半分近い47.6%もの人が「はい」と答えた。しかし、分かっていてもつい暑さのあまり冷たいものが欲しくなる……このジレンマを、どう解決すればいいのだろうか?

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 注目すべきは、暑い日に食べたくなるものランキング2位の「酸っぱい食べ物」と3位の「辛い食べ物」。実はこの2種類を夏に食べることは、とても理に叶っているのだ。夏に酸っぱい食べ物が有効なのは、酸味の正体である酢酸やクエン酸などの有機酸が、エネルギー代謝を促進してくれるから。

 有機酸には摂取した栄養物の消化・吸収効率を高める働きがあるそうだ。また、疲労の原因となる、筋肉内に溜まった乳酸を取り除いてくれるという利点も(※出典:ニッスイ「おいしさを科学する:酸味」)。

 対して辛いものは、辛味スパイス中に含まれる刺激成分が体内の活動を高める。例えば辛いカレーを食べると、辛味成分が消化器の粘膜を刺激して中枢神経の働きを高め、その結果、消化器へ送られる血液の量が増え、消化液の分泌を促す。同時に唾液の分泌も促進し、食欲を増大させるのだ。さらに、発汗によって皮膚の表面温度が低くなることで、爽快感も得られる(※出典:ニッスイ「おいしさを科学する:辛味」)。

■酸味と辛味を同時に味わえる「酸っぱ辛い」料理と言えば……

・酢の酸味とラー油の辛味がたまらない「酸辣湯」
・南インドで日常的に飲まれているスープ「ラッサム」
・タイ料理の代名詞「トムヤムクン」

 など、アジア料理に多く見られる。やはり暑い地域の多いアジア、伝統的に「酸っぱ辛い」料理が多い。ちょっと夏バテ気味かな? と疲れを感じたら、酸っぱ辛い料理でエネルギーを補給しよう。

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<調査概要>
・調査元/at home VOX
・対象/全国20〜59歳の男女500名
・調査方法/インターネットリサーチ
・調査時期/2015年6月

文/編集部