人気沸騰中のたい焼きから希少な天然物を集めてみました 人気沸騰中のたい焼きから希少な天然物を集めてみました

たい焼きは数々あれど、一丁焼き(1匹ずつ独立した鉄型で焼くタイプ)を天然物と言うそうだ。一丁が2kgほどもある型をこまめにケアし、ていねいに焼き上げられる職人技の天然物、絶滅する前にぜひ食べておきたい。

◎100年を超える伝統製法を守り続ける
【東京都港区】浪花家総本店

浪花家総本店 浪花家総本店

●創業は1909年、当時は1匹1銭だったという。8時間かけて炊く、甘さ控えめのあんにパリッと香ばしい薄い皮のたいやきは、例えるなら「単の着流し風情」。

●『たいやき』(持ち帰り)150円。サイズ=120×65mm、75g。

問い合わせ先:03・3583・4975
住所:東京都港区麻布十番1-8-14
営業時間:11:00〜19:00
休日:火曜・第3水曜

◎開店前から行列が絶えない人気店
【東京都中央区】柳屋

柳屋

●「あんこが主役」という店主のあんに関する探究心、研究に敬意を表したい。ていねいに仕込まれたあんの味だけでなく、名脇役という皮との相性も絶妙。並びながら厨房で焼く姿を眺める楽しみも。

●『鯛焼』140円。サイズ=135×70mm、100g。

問い合わせ先:03・3666・9901
住所:東京都中央区日本橋人形町2-11-3
営業時間:12:30〜18:00
休日:日曜・祝日

◎たいやきらしい温もりが伝わってくる
【東京都新宿区】たいやき わかば

たいやき わかば

●作家・演劇評論家の安藤鶴夫が「しっぽまであんこが入った誠実なたいやき」と評したことで知られる。今も当時の味と製法を守り続ける。焼き型は画家・木村荘八の絵から起こしたオリジナル。

●『たいやき』140円。サイズ=135×80mm、125g。

問い合わせ先:03・3351・4396
住所:東京都新宿区若葉1-10
営業時間:9:00〜19:00
休日:日曜

◎両親の技を息子が受け継ぐ
【東京都文京区】根津のたいやき

根津のたいやき

●人形町・柳屋の支店として創業し、その後独立。サクッとした薄皮にぎっしりとあんが詰まる。行列覚悟、午後早めに(14時前後)売り切れてしまうこともあり。

●『たいやき』140円。サイズ=150×80mm、95g。

問い合わせ先:03・3823・6277
住所:東京都文京区根津1-23-9 プレジデントハイツ根津104
営業時間:10:30〜※なくなり次第終了
休日:火・金曜不定休

◎甘党を満足させる揚げたたいやき
【青森県五所川原市】あげたいの店・みわや

あげたいの店・みわや

●注文すると店主が目の前で揚げてくれ、好みで仕上げに白砂糖をまぶす。あんこのほか、チョコやカレーなど全5種。揚げたての熱々を頬張りたい。一丁2個焼きの準天然物。

●『あげたい』120円。サイズ=140×75mm、85g。

問い合わせ先:0173・34・2064
住所:青森県五所川原市上平井町99
営業時間:9:00〜18:00※なくなり次第終了
休日:第1・3日曜

◎秋冬限定で食べられる妥協のない味
【三重県伊勢市】日吉屋

日吉屋 日吉屋

●母の後を継いだ女性店主が厳しく選び抜いた、北海道産の小豆と小麦粉、砂糖を使用。時間をかけて手作りされる、コク重視のしっかりとしたあんは絶品だ。

●『たいやき』140円。サイズ=148×75mm、100g。

問い合わせ先:(店の希望により電話不掲載)
住所:三重県伊勢市吹上1-7-13
営業時間:11:00〜17:00(営業は毎年10〜3月)
休日:不定休

◎愛情がたっぷり詰まった季節の名物
【鳥取県西伯郡大山町】林たいやき店

林たいやき店 林たいやき店

●家計の一助にと50歳で修業に出て店を始めた母、そして漁師だった父の冬場の仕事、さらに、息子の現店主へと受け継がれてきた技と味。予約可。

●『たい焼き』120円。サイズ=155×85mm、90g。

問い合わせ先:0859・54・3147
住所:鳥取県西伯郡大山町御来屋1029
営業時間:10:00〜16:00頃(営業は毎年10〜5月)
休日:日曜

◎先代から60年続く、真っ白な姿
【鳥取県倉吉市】米澤たいやき

米澤たいやき

●白く薄い、焼き色のついていない皮が特徴。柔らかな食感で、甘めの自家製あんがたっぷり入る。子供からお年寄りまで、世代を問わずに愛されている味。手頃な価格もうれしい。

●『たいやき』90円。サイズ=125×75mm、80g。

問い合わせ先:0858・22・3565
住所:鳥取県倉吉市堺町2-929-1
営業時間:10:00〜19:00
休日:火曜

◎たいやきとチャイが楽しめる喫茶店
【鳥取県米子市】あんあん

あんあん

●小倉あんが基本だが、秋から春にかけては、リンゴあんや栗あんなども登場する。冬は人気の『チャイ』(500円)と一緒に店内で味わう客が増える。もちろん持ち帰りもできる。予約可。

●『たいやき』各120円。サイズ=145×80mm、85g。

問い合わせ先:0859・32・7769
住所:鳥取県米子市茶町56
営業時間:10:00頃〜17:00頃
休日:日曜、祝日、土曜不定休

◎夫婦が律儀に正直にこしらえた味
【兵庫県尼崎市】元祖たいやき 小椋商店

元祖たいやき 小椋商店

●たいやきを焼き始めて46年。お祭りなどの移動販売からスタートし、落ち着いたのが尼崎の商店街。小ぶりで、サクサクと軽い食感なので何個でも食べられてしまう。

●『たいやき』100円。サイズ=145×80mm、55g。

問い合わせ先:090・9702・9850
住所:兵庫県尼崎市昭和南通7-178
営業時間:10:00頃〜※なくなり次第終了
休日:月・火曜

◎長崎県なのに犧寛讚瓩里燭い笋
【長崎県対馬市】永留菓子店

永留菓子店

●生きのいい鯛が跳ねた瞬間を円の中に模した、珍しい丸い形。卵多めの生地と、しっかりと甘さを感じる自家製あんがマッチ。一丁2個焼きの準天然物。

●『対馬名物 佐賀(さか)のたいやき』(黒あん、白あん)各100円。サイズ=直径約90mm、90g。

問い合わせ先:0920・82・0814
住所:長崎県対馬市峰町佐賀588
営業時間:9:00〜17:00
休日:月・金曜、7・8月。

◎初めて津軽海峡を越えた天然物
【北海道札幌市】札幌柳屋

札幌柳屋 札幌柳屋

●店主が人形町・柳屋に勤務時代、札幌の百貨店で実演販売したのがきっかけ。以来48年、北海道で焼き続ける。小豆の風味がほわっと香る、自家製つぶあんが旨い!

●『鯛焼』140円。サイズ=135×70mm、100g。

問い合わせ先:011・721・6567
住所:北海道札幌市東区北46条東4-3-1
営業時間:14:00〜18:00※あんがなくなり次第終了
休日:水・木曜、他不定休

◎背景にある職人の気概も味わう
【鳥取県鳥取市】らっぱや

らっぱや

●創業は大正時代。鳥取大火(1952年)の際、焼失したが、初代はたいやきの焼き型だけを持って逃げ、その後、再興したという。甘さ控えめのあんが包まれた小さな姿。1個ではやめられない。予約可。

●『たいやき』100円。サイズ=105×60mm、55g。

問い合わせ先:0857・22・5634
住所:鳥取県鳥取市川端2-112
営業時間:9:30頃〜18:00
休日:水曜

◎7年前に生まれた、新しい天然物
【山口県周南市】やっとこ家

やっとこ家

●型をオーダーし、7年前に開店。食べごたえがあり、しっかりと出たバリが、箸休め的にちょうどいい。つぶあんのほか、和三盆糖を使った高級あんなど全3種。予約可。

●『江戸前たい焼き』(つぶあん)130円。サイズ=145×80mm、95g。

問い合わせ先:0834・21・0969
住所:山口県周南市二番町2-13
営業時間:12:00〜18:00
休日:月曜

◎冬に恋しくなる、こんがり焼けた姿
【三重県四日市市】伊藤商店

伊藤商店

●珍しいアルミ製の焼き型を使用。軽くて扱いやすく、火の通りがいい。ていねいに仕込まれたつぶあんを包む、パリッと焼けた皮の食感が堪らない。

●『たいやき』150円。サイズ=150×90mm、110g。

問い合わせ先:059・352・7700
住所:三重県四日市市浜田町2-2
営業時間:10:00〜12:00、14:00〜17:00頃※なくなり次第終了
休日:日曜・祝日

※店主がひとりで焼いている店は、電話に出られない場合もあります。
※サイズは体長×体高、体重(重さ)。宮嶋さんによる実測。

◎価格など各種データは取材時のものです。

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指南役・宮嶋康彦

写真家。たい焼きを一丁焼きする手わざにほれ込み、天然物と名づける。天然物に出会うと店頭で魚拓にするのがライフワーク。レッドデータブックである『たい焼の魚拓』も著している。