写真提供:マイナビニュース

写真拡大

NECは2日、マーケティング分野におけるAI技術「顧客プロフィール推定技術」を開発したと発表した。

技術は、安全・安心・効率・公平な社会の実現に貢献するAI技術を掲げる「NEC the WISE」の成果のひとつで、基本プロフィール情報と購買履歴の入力を同社独自の"関係マイニング技術"に基づくAIで生成、これを検証するAIの二つが生成と検証を自動で繰り返しながら精度を高める。

これにより、基本プロフィールと購買履歴から、職業や嗜好、年収など詳細なプロフィールを高精度・高速度・全自動で推定でき、変化するライフスタイルへの対応や見逃していたニーズの発見、施策立案が可能になるという。

同社は公開されている映画レビュー情報100万件を使った検証で、映画レビューサイト利用基本プロフィールと視聴履歴を用いて、ジャンルを自動付与し、利用者の詳細なプロフィールを推定した。同技術を使えば、従来マーケティングの専門家が3カ月かける分析を3日で実施可能であることを確認しているという。

従来マーケターなど専門家が行っていた商品DNA(マスター)の細かなラベル作業は、一部の商品につけた商品DNAラベルを使い、残りの商品すべてに全自動で付与できるため、大幅な時間とコスト削減が可能になる。

同社は世界レベルでの実績を誇る顔認証技術やテキスト含意認識、RAPID機械学習など、半世紀およぶAI技術への取り組みを行っているが、今後は百貨店やスーパー、コンビニエンスストアやECサイト、ポイントカードといった分野への適用を視野にいれて、「顧客プロフィール推定技術」の研究開発をさらに進めるとしている。

(長岡弥太郎)