31日、韓国メディアによると、近年韓国では成人が行方不明になるケースとともに、発見されない例が急増している。写真はソウル。

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2016年8月31日、韓国・ファイナンシャルニュースによると、近年韓国では成人が行方不明になるケースとともに、発見されない例が急増している。

韓国警察庁によると、今年上半期(1〜6月)の成人失踪に関する通報は3万3676件、毎日185人が行方不明になっている計算で、年間では過去最高を更新するとみられている。成人の失踪数は12年に5万件を突破して以降、13年5万7751件、14年5万9202件、昨年6万6471件と毎年増加し続けている。

こうした成人の失踪は、多くの場合「自発的な家出」として処理される。現行の失踪法上、警察が捜査を行うのは18歳未満の子どもや障害者、認知症のお年寄りなどのほか、事件性がある場合に限られるためだ。複数の警察関係者も「突然の拉致など急を要する事件もあるが、夫婦げんかなど単純な家出も多いため初動捜査を行うのは困難」と証言している。

しかし周囲にも理由が分からない状態で姿を消した成人が事件に巻き込まれる可能性は否定できない。実際に14年8月、「家出人」として警察に届けられていた36歳の男性が山中で遺体で発見される事件があった。男性は発見される前月、売却した土地の代金を受け取りに出掛けたまま行方が分からなくなっていた。

成人の失踪者のうち発見されない人の数も急速に増えている。今年、警察に届け出のあった成人失踪者(家出人)のうち、現在1691人が見つかっていない。この数字は11年以降増え続けており、今年上半期までの累積未発見者数は6702人に達した。

これについて、韓国のネットユーザーがさまざまなコメントを寄せている。

「警察はこんなことに興味がない。とにかく政局に賛同するのに一生懸命」
「ロトに当選して消えたか、家族の荷物になるのが嫌で世間に背を向けたか…」
「臓器密売・人肉売買だろう」
「“ヘル朝鮮”に治安はない」

「そのうち1人の遺体は兪炳彦(ユ・ビョンオン。旅客船セウォル号保有企業の実質的オーナー)ということにされ、汚名を着せられ葬式まで挙げられてしまった」
「韓国人の臓器提供や献血が減って足りない分を補うために、犠牲になっているのかもしれない」
「北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)の動向は詳しく分かるくせに、自国民の家出を把握できないとは…」

「これって本当なの?事実だとしたら大韓民国は本当に国と言えるんだろうか」
「人の命がまるでハエの命」
「ただでさえ少子化で困ってるこの国で、国防や産業活動は今後誰がやっていくのか心配だ。なのに政府は知らんぷり。自国民を守れない国など必要ない」(翻訳・編集/吉金)