非日常の空間へ―不思議な路地の奥にある、京都の隠れ家カフェ「ヱントツコーヒー舎」

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2016年春、京都・西陣にオープンしたカフェ「まぼろし小路東入ル ヱントツコーヒー舎」。その名の通り「まぼろし小路」という路地を入ったところにあるお店では、ファンタジーの世界に迷い込んでしまったかのような非日常的な雰囲気が楽しめます。

「まぼろし小路」の入り口は煙突が目印

「まぼろし小路」は、学問のご利益などで有名な「北野天満宮」から歩いて10分ほどの場所にあります。
今出川通を東へ進み、六軒町通で北へ。五辻通の手前にある白い壁と煙突が目印です。

通りから入ると「まぼろし探偵社」と書かれた扉があり、さらに奥に細い路地が続きます。
見上げると少しずつ色の変わる不思議な空が広がり、壁には「まぼろし小路東入ル ドン突き三分ノ一番地」という標識が……。
さっきまでのどかな住宅街を歩いていたのに、表から数歩で違う世界へ迷い込んでしまったかのような、幻想的な雰囲気です。

不思議な路地の奥にあるカフェ

路地の突き当りにある「ヱントツコーヒー舎」と書かれた扉がお店の入口です。
薄暗い路地を抜けて扉を開ければ、木のテーブルにアンティーク調の椅子が置かれ、天窓から明るい光が入る穏やかな空間が広がっています。

こちらを営むのは、フードメニューやスイーツを担当する丸島さんとコーヒーの焙煎を担当する郄村さん。
非日常的な雰囲気に満ちた空間は、以前映像関係のセットの制作に携わっていた2人が自ら町家を改装し、1年半かけてつくられたそうです。
決して広くはないスペースなのですが、細部までつくりこまれた内装と、至るところに散りばめられた遊び心ある装飾や仕掛けで、ここからさらにどこか別の世界へ物語が繋がっていく……そんな想像が広がっていきます。

空間づくりはもちろん、ナポリタンやオムライスといった昔ながらの喫茶店を思わせる一品や手作りのチーズケーキなど、メニューも雰囲気とともに楽しめるラインナップです。

自家焙煎の豆を使い一杯ずつハンドドリップで淹れるコーヒーにも注目を。
マンデリンをベースに4種の豆をブレンドする「ヱントツブレンド」をはじめ、豆本来の甘味を生かすよう焙煎しているそうです。
レジ横のはしごを上った屋根裏部屋が焙煎室になっていて、焙煎した豆を滑車で降ろす仕掛けも楽しそうで気になります。
豆の購入もできるので、気に入ったら家で味わうこともできますよ。

店内には他にもまだまだ気になるところがたくさん。
ぜひ実際に訪れて、その雰囲気と魅力を感じてみてください。

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