30日、「コリアセールフェスタ」が9月29日から10月9日の日程で開催される。韓国版ブラックフライデーに続く一大イベントに、業界は期待と不安が交錯している。写真は韓国のデパート。

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2016年8月30日、韓国紙・中央日報によると、韓国産業通商資源部は9月29日から10月9日の日程で「コリアセールフェスタ」を開催することを発表した。2015年に行われた「韓国版ブラックフライデー」に続く一大セールイベントで、300社余りが参加する。環球網が伝えた。

韓国産業通商資源部の統計によると、15年の韓国版ブラックフライデーでは、参加した主要企業22社のイベント期間中における業績は前年同期比で20.7%増加し、数字の上ではイベントは成功となった。しかし、韓国国内ではイベントに対する評価は批判的な論調が少なくない。値引き内容に対する消費者の失望感は大きく、「販売増加の効果は単なる錯覚だ」との見方もある。

今回のイベントに対し、業界では値引きで売り上げを伸ばすことに期待がある一方で、不安も入り交じっている。大型スーパーやオンラインショップはイベントに期待を寄せる。ショッピングサイト・Gマーケットの関係者は、15年のイベントでは販売高が20%前後増加したとして、期待をあらわにするが、消費者の失望を招いた元凶とされる百貨店は不安を示す。

現代(ヒュンダイ)経済研究院の専門家は、「イベント期間は短いが、現在の消費市場は不景気で、たとえ1%のわずかな努力でも試してみる必要がある」と述べた。一方で、消費に最も影響するのは所得であり、実質所得を増やす堅実な政策の後押しが欠かせないと指摘している。(翻訳・編集/岡田)