北京市や上海市など、中国の一部の都市は日本と遜色ないほどの発展を遂げた。だが、中国経済の成長の恩恵を受けることができているのは主に沿海部の都市が中心であり、中国内陸部の発展は遅れているのが現実だ。(イメージ写真提供:123RF)

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 北京市や上海市など、中国の一部の都市は日本と遜色ないほどの発展を遂げた。だが、中国経済の成長の恩恵を受けることができているのは主に沿海部の都市が中心であり、中国内陸部の発展は遅れているのが現実だ。

 また、中国の農村部は発展の恩恵をほとんど受けることができておらず、人びともまだ貧しいままだ。日本では都市部と農村部において社会保障や教育内容などに大きな差は生じないが、中国では農村に生まれるだけで進学や教育、社会保障などの点で不利になると言われる。

 中国メディアの中国青年報はこのほど、中国の農村部で「大学生村官」を務める中国人大学生たちが日本を視察で訪れたことを伝えている。「大学生村官」とは、大学卒業後に農村部で村のリーダーの補佐をする若者を指す言葉だ。その農村部における将来の幹部候補だ。

 記事は、大学生村官たちが日本の公官庁のほか、地方における農業の現場などを視察したことを紹介、大学生村官たちが「日本と中国は経済面において巨大な差があるだけでなく、社会文明においても巨大な差があること」を認識したと伝えている。大学生村官は日中の農村部や農業における差よりも、むしろ日本と中国の文化の差や日本人の民度により大きな衝撃を受けたようだ。

 続けて、大学生村官の見解として、日本人は民宿や旅館に宿泊した場合、「自分で布団を片付ける」と紹介し、これは「他人に迷惑をかけない」ための習慣だと指摘。こうした考え方の日本人だからこそ、日本社会は秩序があって環境も美しく保たれるのだろうと伝えた。また、各種視察を通じて交流のあった日本人は誰もが友好的であり、「日本に対する見方が大きく変わった」と紹介。日本人の友好的で団結心のある国民だったと伝え、中国農村部のみならず、中国という国自体が日本から学ぶべきものは多すぎることを伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)