中国メディアの環球網はこのほど、インドは同国初の高速鉄道を最高時速350キロメートルで走行させたい考えと伝える一方、インドメディアの報道を引用し、「インドは導入する高速鉄道で時速500キロを実現できないか検討中だ」と紹介した。(イメージ写真提供:(C)RUPA GHOSH/123RF.COM)

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 中国メディアの環球網はこのほど、インドは同国初の高速鉄道を最高時速350キロメートルで走行させたい考えと伝える一方、インドメディアの報道を引用し、「インドは導入する高速鉄道で時速500キロを実現できないか検討中だ」と紹介した。

 記事は、インドの鉄道インフラは整備が遅れ、老朽化が進んでいることで知られると指摘する一方、高速鉄道の整備においては近未来的な超高速の鉄道網の整備を検討していることを伝え、インドの鉄道会社は最高時速500キロメートルでの走行が実現するためのコンペをすでに開始していると伝えた。

 続けて、インド側が要望を実現できる技術を持つのは、日本やドイツ、中国などであることを伝えたうえで、コンペにはすでに4社が関心を示しているとした。また、2日にはインドの鉄道会社による会議が開かれ、米国やドイツなどから複数の企業が参加する可能性があると伝えた。

 インドは現在、高速鉄道の整備計画を進めており、日本とインドはすでにムンバイとアーメダバードを結ぶ路線で新幹線を導入することで合意している。高速鉄道をはじめ、鉄道インフラの整備を本格化しようとしているインド市場は、インフラ輸出を進める日本にとっても非常に魅力的な市場だと言える。

 インドは広大な国土と12億を超える人口を抱える国であり、その鉄道網は世界有数の規模だ。しかし、インドの鉄道インフラは老朽化が進んでおり、将来的には鉄道網の再整備も行われるだろう。インドの鉄道市場には中国も参入を狙っており、整備計画が本格化するつれて受注競争も激化する可能性が高い。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)RUPA GHOSH/123RF.COM)