株式会社バンダイが行った意識調査で、小学生・中学生ともに、好きな教科と苦手な教科の両方で算数と数学が1位になりました。

具体的には、小学生の好きな教科は「算数」がトップで30.7%、2位の「図画工作」は27.3%で、苦手な教科は「特にない」の34.7%を除くと、「算数」が23.7%、「国語」が23.5%に。

中学生の好きな教科が「数学」25.3%、「社会」18.7%となり、苦手な教科は「数学」27.0%、「国語」19.7%という結果でした。

算数・数学が苦手な人が多いのは、「問題文が日常から離れていて、わかりづらいから」という意見もあります。

実際、それはインターネット上でも疑問を抱かれており、奇妙な算数の問題をネタにした“たかし君”というツイートが話題になっているほどです。

もともと、たかし君は算数の問題によく出てくる名前。しかし、Twitterではもはや算数の問題とはいえない、たかし君ツイートで大喜利が行われています。

以下から、一部のたかし君ツイートをご紹介しましょう。

■たかし君の奇想天外なツイートの数々

【算数】たかしくんは90円のリンゴ5個と、40円のみかん9個を買いました。それから300円のバナナ、1500円のメロン、10000円の完熟マンゴー、なんだって、いくつだって買えました。それでもなお満たされることのなかったたかしくんの心の隙間の面積を求めなさい。

- 算数のたかし君 (@sansu_takashi) 2016年8月30日

裕福は虚しさを生むのです……。

たかしくんは今日で25歳になりました。たかしくんの現在の心境を答えよ。なお年齢=彼女居ない暦である。 - 算数のたかし君 (@sansu_takashi) 2016年8月24日

きっとお母さんが祝ってくれます(それも逆に悲しい)。

【算数】たかしくんが時速15kmで歩いていると、一個85円のりんごが時速80kmで飛んできて運悪くたかしくんの後頭部を直撃、たかしくんはそのまま気を失いました。その後、たかしくんの姿を見たものはいない。

- 算数のたかし君 (@sansu_takashi) 2016年8月24日

ネクストコナンズヒント→「リンゴ」

【問題】お母さん「お前は最後に殺すと約束したな?」たかしくん「そ、そうだ、お母さん、助けて…」お母さん「あれは嘘だ」たかしくん「うわぁぁぁぁぁぁ…」さて、たかしくんは時速何km/sで落下したでしょうか? - 算数のたかし君 (@sansu_takashi) 2016年8月25日

地面「こいよたかし。速度なんて関係ねぇ」

【算数】たかしくんは1個60円のりんごを片手で握りつぶしました。たかしくんの握力は何kgだと考えられますか。

- 算数のたかし君 (@sansu_takashi) 2016年8月27日

リンゴをつぶすために必要な握力は80kgらしいです。

【法律】たかしくんは仕事で疲れ果てて最終電車で寝過ごしてしまい終着駅で駅員に起こされました。駅からたかしくんの自宅までは3kmあります。そこで、たかしくんは道端に捨てられていた自転車に乗り自宅へ向かっていたところ警察官に捕まってしまいました。この場合のたかしくんの罪状を答えよ。

- 算数のたかし君 (@sansu_takashi) 2016年8月29日

窃盗・ダメ・ゼッタイ

【数学の問題】時速200kmで飛ぶことのできるたかしくんが家から出ました。その後、30分後にたかし君がお弁当を忘れている事に気づき、お母さんがたかし君を時速320kmで追いかけました。この親子の種族を答えなさい。

- 算数のたかし君 (@sansu_takashi) 2016年8月30日

A.サイヤ人

■たかし君で算数アレルギー克服できる

算数・数学は子どもによって得意不得意が分かれる教科ですが、かといって苦手なままにしておきてもいい教科ではありません。

高校生になれば数学の難易度は上がりますし、高校・大学受験では重要な教科のひとつ。なにより、数学を学ぶことで論理的な思考も鍛えられるともいわれています。

また、数字の世界にハマれたらゲーム感覚で楽しむことができる魅力も秘めています。

そんな算数・数学を好きになってもらうにはどうしたらいいのでしょう?

冒頭で紹介した株式会社バンダイの調査では、同時に「先生になってほしい有名人・キャラクター」のアンケートも行われました。

小中学生総合1位は林修先生、2位はドラえもん、3位は嵐の櫻井翔さんという結果。小学生の1位がドラえもん・2位は林先生。中学生の1位は林先生、2位は櫻井さんという結果で、林先生の人気が伺えます。

同調査によると、小学生では「親しみやすい・おもしろい」中学生では「わかりやすく教えてくれそう」という点を重視しているようです。

算数・数学は問題が日常から乖離しており、どう役に立つのかわかりづらく、そのためにおもしろみを感じられないため、苦手になりやすいのかもしれません。

逆にいえば、おもしろく・わかりやすく教えることができれば、算数好きの子どもは増えるはずです。

たかし君の問題のおもしろさに、算数的なわかりやすさが加われば解決してしまうのですね。

算数が苦手といっても、おもしろいなにかがあれば自然と好きになれるもの。たかし君ツイートはさすがに極端すぎますが、子どもには楽しく勉強してほしいですね。

(文/堀江くらは)

 

【参考】

※「小中学生の勉強に関する意識調査」 結果-株式会社バンダイ

※算数のたかし君