31日、環球時報によると、韓国の黄教安首相が30日に開いた国務会議で、消防車に道を譲らない車両に厳しい罰則を科す「消防基本法」の改正案が可決された。写真は韓国の消防車。

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2016年8月31日、環球時報によると、韓国の黄教安(ファン・ギョアン)首相が30日に開いた国務会議で、消防車に道を譲らない車両に厳しい罰則を科す「消防基本法」の改正案が可決された。早ければ来年上半期にも全国で施行される見通しだ。

改正案は消火や緊急救助のために出動した消防車に道を譲らなかったり、任務を妨害するなどした場合、最高200万ウォン(約18万円)の罰金を科すという内容。実施に向けた細則はこれから決められる。現行の「道路交通法」ではこのような違反行為をした車両に対して7万〜8万ウォン(約6500〜7300円)の罰金が言い渡されるのが一般的だが、改正案の最低ラインは少なくとも20万ウォン(約1万8000円)を超えるもようだ。

韓国当局は円滑な消防活動を実現するため一連の措置を打ち出しており、今月24日にも全国各地の路上で「消防車に道を譲る訓練」が実施された。しかし、サイレンを鳴らす消防車に配慮するという意識は定着しておらず、道を譲らなかったことが原因で処分を受けるケースは年々増加。2013年は98件だったが、14年は204件、15年は368件に増えた。韓国国内では「法が定める処罰が軽すぎて違法行為の防止目的が果たせていない」と道路交通法の内容に疑問を投げ掛ける声も上がっている。(翻訳・編集/野谷)