野草料理から考える、自由について【根本きこの島ごはん】

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草に造詣が深い、かわしまようこさんの「草教室」に料理係として参加しました。
彼女と散歩すると、「あ、これは食べられる草。酢醤油に漬けると美味しいよ」とか、「この草はシュウ酸が強いからさっと湯がいて食べるといいよ」などと教えてくれます。あれもこれも、身の回りにはかなりの種類の食べられる草があります。柔らかそうな新芽を「いただきます」と摘んでその場でぱくっ。草の草らしい苦味が口いっぱいに広がり、「おお!」とうなり声を上げてしまいます。いかにも効きそう。
参加者の皆さんはようこちゃんの指導のもと、小一時間の散策をし、食べられる草を集めてきます。それを私が料理して、お昼ご飯に。
メニューは......

・フーチバー(よもぎ)パン
・島豆腐のディップ
草いろいろ混ぜて。からむし、さし草など。
・草のサラダ、アボカド添え
フーチバー、からむし、さし草、かに草、やぶがらし、玉羊歯などなど。
・夏草の天ぷら
上記の草いろいろ。
・フーチバーとトマトのショートパスタ
・さし草ピューレのジンジャーエール
・モーイ(赤瓜)のサラダ
・オクラと草のスープ

でした。
草は、勝手に生えてきます。その繁殖力は目をみはるほど。下草が枯れることのない沖縄ですから、これらの草が「にっくき雑草」と忌み嫌われることも。でも食べてみると、その苦味、青味、酸味、甘みといった味に強烈な爽快感を味わえます。特にサラダは食べたそばから元気になりそうな、そんなインパクトがありました。反対に天ぷらはとても食べやすい。サクサクと、いくらでもいただけます。
ようこちゃんは、「あ、これは苦手と思ったら、無理せず食べないでね」と言います。体の声に耳を澄まし、体が欲していたら食べる。「美味しい」と感じたら効いている証拠。
草は、自由そのもの。誰の手も借りず、誰のものでもない。そんな存在を「食べる」ということで、自分の中に取り入れる。なんだか自由度が増しそうな、そんな気がします。

>>過去の「根本きこの島ごはん」を読む
・貝殻拾って何をする?
・スイカについてあれこれ考えている
・薬味を刻んで
・バリのお供え物のようなカラフルさ。沖縄の果物

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