【警告】日本=酒井宏(16分)、吉田(19分) UAE=モハナド・サレム(10分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】アハメド・ハリル(UAE)

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【ロシアW杯アジア最終予選】日本1-2UAE/9月1日/埼玉スタジアム2002

【日本代表・総評】

 セットプレーのチャンスを活かし、本田のゴールで幸先良くリードを奪うも、自分たちのミスで与えたFKを決められ同点に。その後、ペースは握りながら最後の最後でUAEの身体を張った守備に止められ、前半を1-1で折り返す。
 
 後半は、日本に明らかに不利な判定が続くなど、審判に試合を“壊された”。PKでリードを奪われた後は猛攻を仕掛けるが及ばず。最終予選はまさかの黒星スタートとなった。
 
【個人採点・寸評】
[GK]
12 西川周作 5
失点の場面では懸命のセービングも弾き返せず。41分の至近距離からのシュートには素早い反応で防いだが、PKはストップできなかった。
 
[DF]
19 酒井宏樹 5.5
早い時間帯にラフなタックルを喰らうも、問題なくプレー。高い位置に出て攻撃に広がりを持たせた一方、クロスの質は今ひとつ。前半終了間際のヘッドはGKに止められた。
 
22 吉田麻也 5
微妙な判定だったが、自身のファウルで与えたFKを決められる。イエローカードを受けてからは、球際で迫力を欠いた。カバーリングは悪くなかったのだが……。
 
6 森重真人 5.5
最終ラインから効果的なつなぎができず。寄せが甘く、不用意にスペースを空ける場面も。クロス対応はまずまずで、押し込んだ終盤は前に出て攻撃を後押しした。
 
21 酒井高徳 5
長友の離脱に伴い、この日は左SBでプレー。イージーなパスミスで攻撃のテンポを悪くするのはいただけない。後半はやや盛り返したが、判断の遅さも目についた。
[MF]
17 長谷部誠 5
記念すべきA代表通算100試合出場を達成。ボランチでコンビを組む大島を上手くリードしたが、流れを切るミスが散見されるなど、どこかピリッとしない内容。メモリアルゲームを笑顔で終えられなかった。
 
7 大島僚太 5
ワールドカップ最終予選の初戦という大舞台で代表デビュー。小刻みなポジショニングで盛んにボールを出し入れし、リズムを作る。ただ、同点弾につながるFKは、自身の弱いパスが原因で、痛恨のPKも献上した。
 
10 香川真司 5
清武とは“あうんの呼吸”で、狭いスペースを攻略しようとするが、思うような仕掛けは見せられず。運動量も見せ場も少なく、バイタルエリアで脅威を与えられなかった。
 
[FW]
4 本田圭佑 5.5
清武のFKをファーで合わせ、欲しかった先制点を奪う。25分の決定的なヘディングシュートは相手GKに防がれた。局面での力強いプレーは相変わらずだったが、勝利には導けなかった。

9 岡崎慎司 4.5
周囲と有機的な絡みができなかった前半は沈黙。17分の際どい一撃は枠を捉え切れず。58分のヘッドもバーに嫌われる。ゴールチャンスをモノにできず、点取り屋としての仕事を果たせなかった。
 
13 清武弘嗣 5.5
正確なFKで本田のゴールをお膳立てし、縦へのランニングで攻撃に奥行をもたらせる役目も。だが、触ればゴールという56分の酒井高からのクロスは決められなかったのは痛恨だった。
交代出場
FW
11 宇佐美貴史 5.5
清武に代わって、左ウイングでプレー。スムーズに試合の流れに乗り、攻撃を活性化させたが、結果を残せなかった。
 
FW
18 浅野拓磨 5.5
自慢の快足を活かし、前線の起点に。77分のシュートは映像で見る限り、ゴールラインを割っていたが、判定はノーゴールだった。
 
FW
8 原口元気 5.5
ボランチでプレー。要所で絡みながら、得意のドリブルでボールを前に運び、攻撃に厚みをもたらす。終了間際の左足シュートは枠に飛ばしたかった。
 
監督
ヴァイッド・ハリルホジッチ 5.5
重要な一戦で大島を大抜擢。疲れのある清武も先発で起用し、その清武が先制点をアシストとある程度、采配は当たった。リードされた後半は宇佐美、浅野、原口と攻撃的なカードを切ったが、追い付けず。審判のプアな判定にはピッチに入って抗議。

取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)