世界1位を圧倒した気迫と左腕。ナダルの決勝の相手プエルタも左利きの選手だ

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「すごく嬉しい。とにかくハッピー。決勝に進出したことは、僕にとってとてつもなくすごいこと。夢だったんだ。」

 数十分前に世界ナンバーワン選手ロジャー・フェデラーを準決勝で破り、2005年全仏オープンテニス決勝進出を決めたラファエル・ナダル(スペイン)は、こう言って最高の笑顔を見せた。コートの上での鬼神の形相は、影も形もない。

 ジュニア・一般の部を通じてローランギャロス初出場のナダル。もしも6月6日日曜日に優勝カップを獲得すれば、1982年ビランデル以来の初出場初優勝の快挙となる。また準決勝のこの日に誕生日を迎えた19歳は、チャン(1989年17歳)、ビランデル(1982年17歳、1983年18歳)、ボルグ(1974年18歳)に次ぐ4人目に若いファイナリストだ。

 ところで雨中断の影響で試合終了時には夜9時15分をまわっていたため、残念ながらこの日の誕生日パーティーはお預け。気持ちはすでに翌日の最終練習、そして日曜日の決勝へと向かっている。

「パーティーはなしだ。だって僕のキャリアで一番大切な試合が控えているんだから。もしも優勝できたとしたら夢がかなうね。未来へ向けて大きなポイントになる。だけど負けたとしても、世界の終わりなんかじゃない。」