東京、長野、バリ島...ライフスタイルによりそう働き方【My Ubud Life】

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最近よくどうして今ウブドには、オーガニックや、化学調味料を使わないお店が立ち並び、世界からナチュラリストが集まるのか聞かれるのですが、じつは即答できたことがありません。
きっとそれは、ウブドという地名が「くすり」という意味を持ち、「浄化の島」として観光客が癒される遥か昔からインドネシア人を癒してきたことや、バリ島を植民地化したオランダが、天然資源を搾取するのではなく、「文化」を一番の資源として開発したこと。バリ島独特のバリヒンドゥー教の教えと敬虔さ、宗教を通じたインドとの関連性にも、関係があるのでしょう。それでも「これだ!」と断言できる理由にまだ出会えておらず......今のところ、ただ「とにかく来てみてください」としか言いようがないんです。
ライフスタイルに合わせたリモートワーク
そんなウブドに住む私は、アジア太平洋の社会起業家を支援するEarth Companyという団体の代表を務めていますが、共同創設者である夫と、ウブドからリモートで、東京にベースを置く団体を運営しています。社員の生産性、忠誠心、満足度を向上させることが証明され、最近ユニリーバやトヨタが導入したことで注目されるリモートワーク、ノマドワークを、Earth Companyも導入しています。9人の仲間たちが、東京、長野、アメリカ、バリ島など、それぞれのポテンシャルを最大限に活かせる環境から、各自のライフスタイルに合ったワークスタイルで仕事をしています。
地方に嫁いだ、出産した、国外に住んでいるからと通勤できず仕事ができなくなるのは、才能の流出でしかなく、非常にもったいないから。子どもが寝付いた後の都心のリビング、長野の雪景色に囲われた自宅の書斎、バリ島の広がる田んぼを目の前にしたシェアオフィスなど、それぞれのライフスタイルに合った環境で働いたほうが圧倒的に効率がよいと感じています。
年に一度ウブドでリトリート
普段は個々が離れた場所からパソコン一つでつながり働いているEarth Companyですが、年に一度、ここウブドでスタッフ・リトリートを行っています。普段の環境から一歩飛び出し、視界を変え、新しいアイディアに触れ、固定観念を覆される体験も、クリエイティブに働いていく上で大事なことです。

そんな場所として今年私たちが選んだのが、エコ・ライフスタイル・ブティック・ホテル「Bambu Indah(バンブーインダ)」。
今や世界的に有名となったGreen School(グリーンスクール)の創設者John Hardyが経営するこの宿は、団体客をとらないため、日本人が宿泊することはほとんどないそう。大きな看板もなく、見つけるのが一苦労ですが、竹のドームのようなフロントを通ると、その先は異空間、非現実の世界です。

建物すべてが、竹で作られたレストラン。竹は鉄のように強く、コンクリートのような圧縮力があり、4トンの重さに耐えられるのに軽く、柔軟。成長が早く3年で利用可能になる、持続可能な建築資材です。

オープンキッチンも機能性高いだけでなくおしゃれで開放的。ここで、このホテルで作られた野菜をふんだんに使ったインドネシアの伝統食や、あらゆる面で健康に配慮された食事、飲みものが作られます。ちなみにこの日私が飲んだのはビーツのデトックスジュース。

敷地内には、オーガニック畑がそこら中に。このホテルで使うほとんどの野菜が、ここで作られています。そしてここで手に入らない野菜やコーヒーやワインなども、その多くが地産地消のスローフード。プールにはカルキを使わず、持続可能な廃棄物管理から従業員への適正賃金まで、あらゆるところにエシカルなコンセプトが行きわたっています。

だからこそ、この場所を、今年のスタッフ・リトリートに選びました。ここで丸2日、終日まるでブートキャンプのようなスケジュールでミーティングを行いますが、このミーティングルーム、1日借りても1万円強なのです!