Sony、4.6インチHD液晶搭載のコンパクトスマホ「Xperia X Compact」を発表!指紋センサーやUSB Type-C、64bit対応ヘキサコアCPU、3GB RAMなどーー日本でも発売予定

ソニーがコンパクトフラッグシップスマホ「Xperia X Compact」を発表!

Sonyは1日(現地時間)、ドイツ・ベルリンにて2016年9月2日(金)から9月7日(水)まで開催される世界最大級の家電見本市「IFA 2016」に合わせてプレスカンファレンスを開催し、Sonyブランドのフラッグシップスマートフォン(スマホ)「Xperia XZ」およびコンパクトスマホ「Xperia X Compact」(Sony Mobile Communications製)を発表しています。

Xperia X Compactは「Xperia Z5 Compact」などと同じく約4.6インチHD(720×1280ドット)液晶「トリルミナスディスプレイ for mobile」を搭載し、これまでは上位モデルと同じチップセットを搭載したハイエンドコンパクトでしたが、Xperia X Compactはミドルレンジクラスのチップセットに「Snapdragon 650(MSM8956)」を採用。また、防水仕様も見送られています。

一方、内蔵メモリー(RAM)は3GBに増量され、指紋センサーは引き続き右側面の電源キーに搭載し、新たに充電および通信のための端子がUSB Type-Cになっています。また、Xperia X Performanceと同様に4K動画撮影も非対応。

両機種ともに日本を含めた各市場で2016年秋以降に発売する予定で、Xperia X Compactは10月以降に発売されます。日本での販売される携帯電話会社は明らかにされていませんが、これまでもXperiaシリーズはNTTドコモなどの各社が扱ってきたため、それらから販売される可能性は高いと思われます。


Xperia X Compactは4.6インチサイズのコンパクトスマホで、実質的にはXperia Z5 Compactの後継機種になると見られます。

ただし、Xperia Z5 CompactがXperia Z5と同じチップセットを搭載し、コンパクトハイエンドでしたが、Xperia X Compactはひとつ下の64bit対応のヘキサコアCPU(1.8GHz×2コア+1.4GHz×4コア)を搭載したSnapdragon 650を採用し、防水・防塵には非対応となっています。

Xperia Xシリーズになってからは、Xperia Xが中心モデルとなり、その上位モデルが「Xperia X Performance」、小型モデルがXperia X Compactとなります。これらは派生モデルといったところで、Xperia Z5に対するXperia Z5 PremiumやXperia Z5 Compactに近い位置付け。

外装は樹脂製でデザインはXperia XZと同じくかなりスクエアな印象で、ディスプレイを覆うのは端が湾曲した2.5Dガラス「Gorilla Glass」(Corning製)を採用。カラーバリエーションはMist BlueおよびUniverse Black、Whiteの3色展開。サイズは約129×65×9.5mm、質量は約135g。

右側面には指紋センサーが内蔵された電源キーを引き続き搭載。本体下部の充電・通信端子は新たにUSB Type-Cを採用。バッテリーは容量が2700mAhで、Qnovo Adaptive ChargingやBattery Care、スタミナモード、急速充電に対応。

カメラはXperia Z5 Compactと同様にF2.0で24mmワイド撮影に対応したGレンズと1/2.3型の約2300万画素積層型CMOS「Exmor RS for mobile」のリアカメラおよびF2.0で22mmワイド撮影に対応したレンズと1/3.06型の約500万画素積層型CMOS「Exmor R for mobile」のフロントカメラを搭載。

新たにXperia XZと同じく色を識別するための「RGBC-IRセンサー」を搭載し、光源環境を正確に測定することよって撮影した写真の色再現性を高めています。また、動画撮影の手ぶれ補正も従来までの3軸から5軸に向上しています。オートフォーカス(AF)はコントラストと位相差を合わせたハイブリッドAFで、さらに高速になるように機能を刷新し、レーザーオートフォーカスとなりました。



OSはAndroid 6.0.x(開発コード名:Marshmallow)を採用。SIMカードはnanoSIMカード(4FF)で、シングルSIMとデュアルSIMのモデルを用意。携帯電話ネットワークは4G(LTE方式)および3G(W-CDMA方式)、2G(GSM方式)に対応。LTE UE Category 6による下り最大300Mbpsおよび上り最大50Mbpsで通信可能。対応周波数帯は販売する国・地域・事業者によって異なります。

その他の仕様は、32GB内蔵ストレージやmicroSDXCカードスロット(最大256GBまで)、位置情報取得(A-GPS・GLONASS)、無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 4.2、NFC、Miracast、Google Cast、DLNA、ハイレゾ音源対応、DSEE HX、LDAC、Clear Audio+、S-Force Front Surround、ステレオ録音、デジタルノイズキャンセリング、PS4リモートプレイなどに対応。


動画リンク:https://youtube/yqiT7at-1WA

記事執筆:memn0ck


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