プロ12年目の江川智晃が、この秋ヒーローになる!

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「未完の大器」、「やればできる子」と言われ続けた、プロ入り12年目「ベテランの若手」江川智晃がついにブレイク!

 優勝争い激化の後半戦で、その存在を猛アピール中だ!

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■昇格即先発で決勝アーチ

 負ければ首位陥落となる8月24日の楽天戦。川島慶三に代わって1軍に昇格した江川は、7番レフトで即スタメン出場。0対0の7回裏に先制ホームランを放ち、チームを勝利に導いた。

 今年の江川は開幕2軍スタート。1軍昇格も結果を残せず、6月2日に登録抹消し、この夏はウエスタン・リーグで若手とともに真っ黒になって汗を流してきた。

 「今年は悔しいシーズンが続いていたが、腐らずやって本当によかった」とインタビューで語った江川。続くロッテとの3連戦でも2本のアーチを放ち、その存在をさらにグイグイアピールしている。

■侍ジャパンに黒星をつけた男

 プロ12年で通算149安打、23本塁打(8月29日現在)の江川だが、好投手相手や大舞台で力を発揮するタイプだ。

 プロ入り初安打は、西武のエース・松坂大輔(当時)から。プロ入り初打点も西武の西口文也(当時)から。本拠地でのデビュー戦では、広島の黒田博樹からタイムリーヒットを打ち、初のお立ち台に上がった。

 プロ入り初本塁打は、元大リーガーの吉井理人(当時オリックス)から放ち、本拠地初本塁打の時の投手は、ダルビッシュ有(当時日本ハム)だった。

 2014年にヤフオクドームで行われた侍ジャパンvs.ソフトバンク&日本ハム連合チームの壮行試合では、内川聖一、松田宣浩、今宮健太、柳田悠岐、中田翔、大谷翔平らが侍ジャパンのメンバーに名を連ねるなか、連合チームの4番・DHで出場。決勝タイムリーを放ち連合軍を勝利に導いた。侍ジャパンの壮行試合のはずが、まさかのヒーローとなってしまった。

■20代最後が最高の年になるか?

 「日によって好不調が激しい」と自己分析する江川だが、相手のエースや調子のよい投手から好打を放つことがあれば、絶好のチャンスに代打で出て凡打し、球場中をため息でいっぱいにさせたことも。

 10月31日に30歳を迎える江川智晃。

 20代最後のシーズンに「ホークスに江川あり」と、ガンガンアピールしてもらいたい。

溝手孝司(みぞて・たかし)札幌在住。札幌で広告代理業を経営。ライター、MC、イベントなどスポーツ関連の仕事もこなす。生まれも育ちも北海道なのに南海時代からのホークスファン。今一番の悩みは、ほぼファイターズファンしかいない北海道内での仕事やプライベートの場で野球の話が出ること。【関連記事】