川上犬の純血種は超希少!

川上犬は、長野県南佐久郡川上村に伝わり保護育成されている【ニホンオオカミ】の血を引き継ぐ小型の和犬です。
猟師がニホンオオカミを飼い慣らしたものとの言い伝えが残っている通り、野性的な要素が多々残っています。
一説によれば『オオカミと交配させるためメスを山中に留めさせた』と言うのですから、それは凄まじい話ですね!
それ故に愛好家にとってはとても魅力的な犬種なのです。

また、村の名が犬種名の由来になっているのも珍しく、1921年に国の天然記念物に認定されました。
村内には約80頭の川上犬がいますが、天然記念物に指定されているのは半数にも満たないと言われていて、その理由としては、長野県と川上犬保存会事務局により厳しい審査が行われ、その結果として川上犬の条件を充分に満たされていると認定された犬のみが天然記念物として指定されるからだそうです。

実は戦争中に、軍による撲殺令で川上犬はほぼ絶滅状態になりました。
しかし、ほんの僅かではありますが生き残った犬がいたそうです。
そして戦後になり、外国から洋犬が持ち込まれたため、この犬種も雑種化が進み純血性が薄れて行き、その理由から、信州川上犬保存会が1968年に一旦は長野県天然記念物の指定を解除しました。

その後、純血性をより高めるために純血種同士の交配を重ね、その努力の結果、純血性を高めることに成功し、1982年に再指定されたと言う経緯があります。
ですので現在の川上犬の純血種は超希少犬種と言えるのです。

野性的な要素を多く残していて、しかも可愛い顔をしているとか・・・
一度は純血種の川上犬に御目にかかってみたいものです。

外見,特徴,性格

<外見>

耳は正面を向き三角であり小さめ、額が広く頭骨の縦線がハッキリしています。
尾は太くて長く、巻き尾または差し尾があります。
胸や肩が力強く頑丈です。
四肢は細めですががとても強く、特に後ろ足が発達しています。
大きさは柴犬より少し大きい程度で日本では小型犬に属します。

<特徴> 

昔ははカモシカ猟に使われていたそうで、険しい山の斜面やゴツゴツした岩場を走り回っていたためとても速く走り、雄犬は2mもジャンプ出来ると言われています。
また、自分より体の大きな獲物にも立ち向かう勇敢さを持っているとも言われています。

<性格>

ニホンオオカミの血を引き継ぐ川上犬は、眼光鋭くオオカミのような凛々しい雰囲気を持っています。
警戒心が強く誰にでも友好的な犬種ではありませんが、主人の事を大切に考えて添い遂げようとする従順さは日本犬の中でも頭抜けているそうです。
しかしスキンシップが不足すると信頼関係が失われ、攻撃的になる場合がありますので注意しなければなりません。
そのためコミュニケーションをしっかり取れば素晴らしい愛犬に成長します。

更に詳しく川上犬を知りたい場合はこちらのサイトにアクセス。
           ↓ ↓ ↓ 
http://www.vill.kawakami.nagano.jp/kawakamiken/02_kiso.html

純血種であり天然記念物に指定された川上犬は簡単に入手できない

日本でも希少犬と言われる犬種はいますが、外国に行くと比較的多く存在する場合があります。
しかし川上犬は長野県南佐久郡川上村にしかいませんのでかなり希少だと言えます。
その中でも長野県の天然記念物に指定された犬の子孫となると、長野県の【文化財保護条例】が適応されるのです。
ですから私物化できず、長野県の生きた文化財を共有する形になるため事前審査もあります。
ペットショップやブリーダーから購入する犬とは違いますので、天然記念物に指定された川上犬は簡単に入手できません。

事前審査内容

事前審査内容のポイントは、あくまでも【自然環境を中心とした飼育環境を重視する】と言う事です。
体質に適合しない地域(高温多湿な地域)や都市部に住んでいる方は審査から漏れる場合があります。

因みに、この犬種と生活されていらっしゃる落語家の【林家木久扇】さんは、事前審査に2年かかってやっと入手されたそうです。
通常都会にお住まいの方は川上犬が入手できないと言われていますが、信州川上犬保存会は木久扇さんの熱意に打たれたのでしょうか?
木久扇さん、熱望していた川上犬が入手出来て良かったですね。
また、天然記念物に指定されていない川上犬でも早くて2年、現在でも約100人の方が審査
の結果を待っているそうです。

まとめ

川上犬と言う犬種は、外見・特徴・性格などをみると、日本犬の愛好家にとってはぜひ入手したい犬種の一つでしょう。
この犬種を知れば、日本犬好きの方なら入手したいと思うのではないでしょうか。

実は私も現在の愛犬を迎える前に川上犬の入手を検討した事がありました。
しかし、事前審査に時間がかかると言う事と躾の失敗が怖かったため断念したのです。
もし私が川上犬を入手できていたのなら、名前は【吉宗】か【一刀】だったでしょう。

でも私は今の愛犬に大変満足しています。
それは運動能力に長け、見ている私を元気にしてくれるし、何より私に対して揺るぎない信頼を寄せてくれていること。
正に自分の理想に適った犬だったのです。
川上犬であれ何であれ、一番可愛いのは自分の愛犬だと言う事ですね。