2016年8月26日夜、東京・渋谷ハチ公前広場の電車が何者かによって落書きされた。


アオガエルにされた落書き(写真はすべて2016年8月31日Jタウンネット編集部撮影)

この電車を観光案内所として運用する渋谷区観光協会は、27日朝に落書きを発見し、ツイッターに写真を投稿した。

電車は東急電鉄「5000系」の廃車となった車両で、2006年からハチ公前広場に設置されている。「アオガエル」の愛称で親しまれ、待ち合わせスポットにもなっている。

2013年からは車内を観光案内所として使っており、常駐するスタッフが道案内をしたり、お店やイベントなどの情報を紹介したりしている。

落書きを落とそうとするも...

31日正午、Jタウンネット編集部がアオガエルを見に行ったところ、落書きは依然として残っており、ハチ公像側の側面全体に黒いスプレーで文字が書かれていた。


車体全体に大きく書かれている

現場に居合わせた初老の男性は、

「こんな憩いの場所を傷つけるなんて許せない。自分の家がやられたらどういう気持ちになるかわかってないんだ」

と怒りを露わにした。

案内所のスタッフの方が落書きを落とそうと作業をしていたが、

「個人の力ではどうにもならない。業者に頼まないと」

とこぼしていた。すでに警察に届けは出してあるという。


落書きを落としたあと

アオガエル周辺には待ち合わせなどで沢山の人が集まっていたが、落書きに気を留める人はいなかった。前出のスタッフの方は、

「みんな鈍感になっているのかな」

と悲しげだった。

同観光案内協会はフェイスブック

「様々な方の思い出の場所、思い出の電車である青ガエルがこのような落書きされたことは本当に悲しいことです」

と述べている。

この落書き事件について言及した渋谷新聞のフェイスブック投稿は180件以上シェアされ、多くの関心を集めている。

渋谷の名所として親しまれていただけあり、悲しみや怒りの声が多く聞かれる。

31日現在、犯人はまだわかっていない。