2017年度予算の概算要求において、防衛省は過去最高となる5兆1685億円を計上する方針だ。中国では日本の防衛費が増えていることに対して懸念を示す声が高まっている。(イメージ写真提供:123RF)

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 2017年度予算の概算要求において、防衛省は過去最高となる5兆1685億円を計上した。中国では日本の防衛費が増えていることに対して懸念を示す声が高まっている。

 中国メディアの澎湃新聞はこのほど、安倍晋三氏が首相となって以降、日本は防衛費を拡大し続けていると伝え、防衛省の17年度予算の概算要求が前年比2.3%増となる見通しだと紹介。こうした予算がどのように使用されているのかを考察している。

 記事は、13年度の防衛費が前年比0.8%増となって以降、日本の防衛費は毎年増加を続けていると紹介。13年度から16年度の防衛費の概要と内訳を伝えたうえで、日本がどのような装備を取得してきたかをまとめて伝えた。続けて、17年度の概算要求は前年比2.3%増の5兆1685億円に達し、過去最高となることを指摘。弾道ミサイル防衛(BMD)用能力向上型迎撃ミサイルの日米共同開発や地対空誘導弾パトリオット3(PAC-3)ミサイルの改良、南西諸島への警備部隊の配備、F-35戦闘機の取得などに予算を計上する方針であることを紹介した。

 また記事は、日本の防衛予算は12年度まで10年連続で減少していたと指摘する一方、「安倍首相は積極的に軍事力を拡大している」と主張。防衛予算もすでに5年連続で増加していると指摘し、日本の動きに対して警戒感を示した。

 尖閣諸島(中国名:釣魚島)近海での領海侵犯のほか、南シナ海における一方的な埋め立てなど、中国は近年、海洋進出を活発化させている。近年日本が防衛費を増やしているのは事実だが、中国の軍備増強や一方的な動きで警戒感が高まっていることも背景にある。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)