30日、慶尚北道慶州市に来年完工予定で復元が進められている統一新羅時代の橋について、考証がずさん過ぎると指摘する声が上がっている。写真は慶州で復元中の月精橋。

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2016年8月30日、韓国・朝鮮日報によると、慶尚北道慶州(キョンジュ)市に来年完工予定で復元が進められている統一新羅時代の橋について、考証がずさん過ぎると指摘する声が上がっている。

歴史遺跡地区が世界文化遺産に指定されている慶州では、2025年までに522億ウォン(約48億円)の予算を投じ、新羅時代の都の遺跡整備・復元事業が進められている。その第1号として来年末の完工を目指しているのが、統一新羅の全盛期760年に築造された月精橋だ。新羅の王宮であった月城と南山を結んだ都の代表的な橋とされるが、復元には大きな障害があった。橋の形などを記した記録が何もなく、残っていたのは橋脚最下部の基礎石のみだったのだ。1980年代に発掘された木材や瓦のかけらから「石橋の上に瓦屋根を載せた楼閣状だった」と想像を膨らまし、復元工事に至っている。

来年の完成を前に橋は徐々に姿を現しているが、専門家からは「今の設計案は中国の橋を基に作られたため規模が大き過ぎて周辺の景観に合っていない」「橋は月城の付属施設なのに主役級になっている」などの指摘が上がっている。また、文化財庁長を務めた李健茂(イ・ゴンム)氏も「正確な根拠がないまま復元が進められた事例だ。新羅時代の橋なのか、国籍すら分からない」と語っている。

これについて、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。

「ちょっと!税金を勝手に使うなって!」
「中国の武術映画のセットに使えそう」
「またあんな人やこんな人の懐だけが潤った」
「本当に復元が目的なのかな?」

「でたらめ復元」
「何でも急いでやろうとする韓国の代表的作品。他の国なら文化財の復元に30〜50年くらいかけるよ」
「こんなことならレゴブロックで作れ!」

「ずいぶんスケールが大きいと思ったら…結局は歴史的な考証もしないでとりあえず大きく造ったのね」
「腹より大きなへそができた」
「乗り物も置いたら『キョンジュニーランド』になる」(翻訳・編集/吉金)