■連載/阿部純子のトレンド探検隊

◆東京駅、銀座、日本橋が徒歩圏の好立地に建つ新ホテル

 大規模再開発が進んでいる京橋エリアに9月1日にオープンしたのが「三井ガーデンホテル京橋」。東京駅・八重洲口から徒歩5分、銀座、日本橋は徒歩圏内という好立地もあり、国内外の観光客やビジネス客など幅広い層をターゲットにしている。

銀座、日本橋も徒歩圏内、再規模再開発の進む京橋エリアに誕生した「三井ガーデンホテル京橋」

 デザインコンセプトは江戸の粋を現代風にアレンジした「京橋モダン」。ホテル外観やエントランスは、歌川広重の浮世絵「京橋竹がし」をイメージ。外観は「京橋竹がし」に描かれている竹河岸をイメージしたストレートラインのデザイン。エントランスは壁一面のアートウォールで「京橋竹がし」を現代的に表現している。

銀座、日本橋も徒歩圏内、再規模再開発の進む京橋エリアに誕生した「三井ガーデンホテル京橋」 銀座、日本橋も徒歩圏内、再規模再開発の進む京橋エリアに誕生した「三井ガーデンホテル京橋」

 客室は伝統色の紫檀色や雄黄色を使い、江戸時代に流行した「判じ絵」をアクセントにするなど、随所に江戸庶民の文化を取り入れたデザインに。各階のエレベーターエリアは藤や菊など四季を表現した書院造りのようなデザインに仕上げている。

銀座、日本橋も徒歩圏内、再規模再開発の進む京橋エリアに誕生した「三井ガーデンホテル京橋」

◆2F THE LOUNGE

 2階はロビーとレストランが一体となった「THE LOUNGE」。レストランエリアでは朝食、ランチ、カフェ、バーの提供を行い、全席でコンセント、Wi-Fiの利用ができる。宿泊客のみならず、ビジネスミーティングやカフェなどビジターのニーズにも対応している。

銀座、日本橋も徒歩圏内、再規模再開発の進む京橋エリアに誕生した「三井ガーデンホテル京橋」

 とくにおすすめなのが、三井ガーデンホテルこだわりの朝食(6:30〜10:00)メニューだ。メイン1品と洋食ハーフブッフェのセットで2160円(税込)。メインは「地養卵のオムレツ」もしくは「地養卵のフレンチトースト」のいずれかを選ぶ。ふわふわなオムレツもおいしいし、ふんわりと柔らかな食感がスイーツのようなフレンチトーストも捨てがたい。選ぶのに苦労するかも。

銀座、日本橋も徒歩圏内、再規模再開発の進む京橋エリアに誕生した「三井ガーデンホテル京橋」

 また野菜を中心とした色鮮やかなヘルシーメニュー「カラフルデリ」を提供するハーフビュッフェは思わず食べ過ぎてしまいそうなラインアップ。サラダ、野菜デリ、パン、シリアル、スープ、ラザニア、洋食デリ、フルーツ、デザート、ソフトドリンクから好きなものを好きなだけ選べる。季節や日替わり、週替わりで内容は変わる。

銀座、日本橋も徒歩圏内、再規模再開発の進む京橋エリアに誕生した「三井ガーデンホテル京橋」

 パンは3品を日替わりで提供。ジャムは季節ごとに変わるが、内覧会のときに提供されたピリリと辛い「葉わさびクリーム」や爽やかな「グリーンレモンマーマレード」は秀逸。見つけたらぜひパンと合わせてみて。特に充実しているのが神奈川県の三浦野菜を使った、サラダやマリネなどの野菜デリ。また、具だくさんのスープ、果物と野菜を使ったスムージーもあり、ヘルシーな朝食を楽しめる。デザートの季節のフルーツタルトもお見逃しなく。

銀座、日本橋も徒歩圏内、再規模再開発の進む京橋エリアに誕生した「三井ガーデンホテル京橋」 銀座、日本橋も徒歩圏内、再規模再開発の進む京橋エリアに誕生した「三井ガーデンホテル京橋」

◆客室

 3〜15階が客室になっており、総客室数233室(収容人数472名)で、ダブルルーム158室、ツインルーム69室、トリプルルーム6室の構成。シングルルームは設けずすべて2人以上での宿泊が可能となっている。9、10階は喫煙対応、それ以外のフロアは禁煙。

 客室は紫檀色を基調としたシンプルで落ち着きのあるしつらえ。ベッドヘッドの上部にある「判じ絵」は江戸時代に流行した、柄の組み合わせをヒントに言葉を導き出すなぞ解き絵。粋な判じ絵デザインだが、ここに何と書いてあるか当ててみよう。

銀座、日本橋も徒歩圏内、再規模再開発の進む京橋エリアに誕生した「三井ガーデンホテル京橋」

 上記画像は将棋の駒「香車(きょうしゃ)」と馬(ば)の絵がそれぞれ四つある(答え:きょうばし=京橋)。

銀座、日本橋も徒歩圏内、再規模再開発の進む京橋エリアに誕生した「三井ガーデンホテル京橋」

 上記の画像は亀(き)が四つ、足袋(たび)が二つ、尾が一つ(答え:よきたびお=よき旅を)

 一番多い部屋タイプは150cmのダブルベッドを使用した「コンフォート」(103室、室料消費税込、東京都宿泊税別 以下同・3万2000円)。ビジネスユースの一人客もゆったりとしたスペースで使える。「コンフォート」タイプにはズボンプレッサー、その他のタイプの部屋にはアイロンを常備している。寝間着は上下セパレートのパジャマタイプなので使いやすい。

銀座、日本橋も徒歩圏内、再規模再開発の進む京橋エリアに誕生した「三井ガーデンホテル京橋」

 スタンダードなツインルーム「モデレートツイン」(62室、4万4000円)、正ベッド3台が装備されているトリプルルーム(6室、5万7000円)は女性同士や家族連れ、グループなどに最適。

銀座、日本橋も徒歩圏内、再規模再開発の進む京橋エリアに誕生した「三井ガーデンホテル京橋」

 58.8m2と最大面積の「デラックスツイン」(10万円)は1室のみ。リビングエリアとウオークインクローゼットを配置したゆとりのある空間となっている。

銀座、日本橋も徒歩圏内、再規模再開発の進む京橋エリアに誕生した「三井ガーデンホテル京橋」

【AJの読み】外国人客、観光客に強みの三井ガーデンホテル

 銀座、東京、そして今回の京橋、2018年秋には日本橋も開業予定で、三井ガーデンホテルは東京の中心エリアに強いという印象がある。さらに上野、四谷、汐留を含めた同ホテルの東京エリアは好立地ということもあり、外国人宿泊客も急増。2010年度と比較すると2015年度は約3.5倍の48.8%が外国人客に。また観光、レジャー目的の比率推移も2010年度と比べ2015年度は約3.4倍の48.2%に上がっている。

 東京五輪に向けてホテル不足が指摘されているが、今回の三井ガーデンホテル京橋は、シングルを設けず、全室で2人以上の宿泊ができる客室で構成。今後新規オープンする都内のホテルはこのような客室構成が増えていくのかもしれない。

文/阿部 純子

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