川崎で好パフォーマンスを示す小林(右)。ハリルホジッチ監督からは、得点感覚を評価されたと明かした。写真:徳原隆元

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 ロシア・ワールドカップ・アジア最終予選のUAE戦を前日に控え、日本代表の雰囲気は緊張感に包まれつつある。最終予選を初めて戦う川崎の小林悠も、そのムードを実感している。
 
「(これまでより)ピリッとした感じはあります。(最終予選は)まだ経験したことがないので、そういった雰囲気を身を持って感じられるのは良い経験になると思います。練習中も声を掛け合っていますし、みんなで盛り上げながら、なおかつピリッとした感じで、すごく良い雰囲気なんじゃないかと思う」
 
 今季の川崎では、ここまで26試合・13得点をマーク。第2ステージ開幕から7戦連続ゴールをマークするなど、チーム2位のスコアラーとして攻撃を牽引している小林は、UAEに対する印象を率直にこう語る。
 
「強いと思います。ラインをうまく抜け出す良い選手もいますしね。相手のパスの出しどころをいかに潰せるかがポイントじゃないかと」
 
 UAE戦ではベンチスタートが濃厚だが、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督はその能力の高さを認めており、実際“お褒めの言葉”もかけられたという。
 
「(監督からは)Jリーグを観ていて、得点感覚は良くなっていると。でも、フィジカルの部分はまだ足りないので、練習からしっかりやるように言われました」
 
 たとえスタメンから漏れても、相手の背後を果敢に突き、ゴールへと迫る小林には「ジョーカー役」としての期待も膨らむ。拮抗した展開となれば、チャンスは十分に望めるだろう。本人は、“その時”へのイメージも明かした。
 
「守備はそんなに良いイメージはない。大きい選手はいますけど、スピードを使ったり、早いパス回しだったり、日本らしくやれば普通に崩せるんじゃないかと思いますし。背後を取れそうな選手もいるので、自分が試合に出たらそういうイメージを持ってやりたい」
 
「(後半は)相手の集中力が切れる時間だと思いますし、相手の身体の向きとか態勢を見ながら、しっかり自分の良さを出せるようにしたい」
 
 日本代表の命運を握っているとも言える重要な一戦で、小林は虎視眈々とチャンスを狙っている。
 
 
取材・文:橋本 啓(サッカーダイジェスト編集部)