幻の2シーンを追加した『アイアン・ジャイアント』完全版、10月29日より公開。BD特別セットも劇場限定販売

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ワーナー・ブラザーズが、昨年のトロント国際映画祭でプレミア公開した映画『アイアン・ジャイアント』のシグネチャー・エディションを、日本でも10月29日より劇場公開します。

シグネチャーエディションと1999年(日本では2000年)に公開されたオリジナル版には、2つのシーン、時間にしてもわずか2分間が追加収録されだけの違いしかありません。ただその2シーンは、カットしたことを心残りとしていたブラッド・バード監督が制作当時のスタッフを再び集めて追加収録したという、思い入れの強いものとなっています。『アイアン・ジャイアント』は1950年代のアメリカの田舎に暮らす少年ホーガースと、どこからともなく現れた巨大ロボットの交流を描いたアニメ映画。1999年のオリジナル版は公開日がM・ナイト・シャマラン監督の『シックスセンス』とぶつかったこともあり、制作費の1/4しか回収できない憂き目に遭いました。とはいえその年のアニー賞9部門を受賞しており、ディズニーやスタジオ・ジブリ作品にもまったく引けをとらない評価を確立しています。

監督・脚本のブラッド・バードはシグネチャー・エディションの追加シーンについて、オリジナル版制作時に絵コンテを起こし音も録っていたものの、予算などの都合から泣く泣くカットしたと語っています。その後ピクサーで『Mr.インクレディブル』『レミーのおいしいレストラン』で評価を確立し、実写作品『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』や『トゥモローランド』で成功の階段を駆け上りつつも、やはり思い入れのある作品だったことから、カットしたシーンを追加収録してシグネチャー・エディションとすることを決めたとのこと。

 

 

『アイアン・ジャイアント シグネチャー・エディション』は米国に約1年遅れての劇場公開です。ファンにおいては待ちわびていたというよりも「まさか劇場で観られるとは思っていなかった」という人も多いかもしれません。また『アイアン・ジャイアント』は2014年に Entartainment Weekly 誌の「子供が13歳になるまでに見せておきたい映画」に選ばれています。特にファンでなくとも、たとえば家族で劇場に足を運ぶのにもおすすめの映画と言えるでしょう。

なお、『アイアン・ジャイアント・シグネチャー・エディション』は通常版BDが年末に発売予定ですが、それに先駆けて10月29日の公開に合わせ、劇場でのみ購入可能な劇場限定版スペシャルセットが販売されます。劇場版スペシャルセットにはブックレットやアートカードのほか、劇場限定特典としてB2ポスターとBDケースの差し替えジャケットにもなる大判ポストカードが付属します。

追記:発表済みの上映館はヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル梅田、川崎チネチッタ、名古屋ミッドランドスクエアシネマ、福岡中洲大洋。近隣に上映館がない方は頑張って観に行ってください。

 

 

ちなみに米国では9月6日よりBD版「Ultimate Collectors Edition」が発売されますが、こちらにはブックレットやアートカードのほか、アイアン・ジャイアントの4インチフィギュアが付属するとのこと。日本とさほど変わらない紙モノの付録はともかく、フィギュアが付くのは少し羨ましいところかもしれません。