27日、韓国メディアによると、韓国のサラリーマンや受験生の間で、日ごろの疲れを解消するための注射や点滴が人気を集めている。写真はニンニク。

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2016年8月27日、韓国・ソウル新聞によると、韓国のサラリーマンや受験生の間で、日ごろの疲れを解消するための注射や点滴が人気を集めている。

ソウルの会社に勤める29歳の女性パクさんは26日昼、ランチを取らずに近くの内科医院を訪ねた。新入社員の時、先輩社員に勧められ二日酔い解消のための注射を受けて以来すっかり注射にはまり、以来飲み会や残業のたびにビタミン注射や甘草注射などを受けているというパクさん、同日はビタミンB1成分により疲れが取れる「ニンニク点滴」を受けた。

甘草注射など、栄養剤を生理食塩水に混ぜた疲労回復用の「カクテル注射」がサラリーマンや受験生の間で人気だ。記者が覆面取材で患者として訪れたソウル市内の病院でも、疲労感を訴えるとすぐに「イチョウの葉注射」を勧められた。血液の循環を良くし脳に栄養を行き渡らせるという、受験生によく知られた注射だ。院内には他にも、「胎盤注射」「サケ注射」、また「ビヨンセ注射」や「シンデレラ注射」など、さまざまなカクテル注射の宣伝チラシが貼り出されている。価格は各3万〜10万ウォン(約2700〜9100円)ほどだ。

しかしカクテル注射が手軽な「万病の薬」であるかのごとく流行している現状に、専門家は「体調によっては嘔吐(おうと)や目まいなどの副作用が出る場合がある」と指摘し警鐘を鳴らす。先ごろ韓国で問題となったC型肝炎の感染拡大も、こうしたカクテル注射の注射針が病院で使い回されたことが一因とみられている。

これに、韓国のネットユーザーは次のようなコメントを寄せた。

「すべての原因はものすごい労働時間にある。定時出勤、定時退勤さえすればこんな注射を受ける人はいなくなる」
「韓国人は、いつも何かをしなければという強迫観念に捕らわれている面白い民族だ。何もしないだけでも回復できるのにね」
「あまりにいろんな注射を勧めてくる病院には行かなくなった。医者がまるで商売人だよ」

「医者自身はこんな注射を打たないという。医者の金もうけに利用されるようなばかなことは早くやめよう」
「韓国ほど注射が好きな国は見たことがない」
「韓国人ほど薬を妄信する民族も珍しい」

「運動こそ万病の薬だよ。まず歩くことから始めて」
「疲れが取れるのは点滴のおかげじゃなくて、点滴の間ぐっすり寝てるからだろう」
「消化器官に問題がないなら、食べた方が安くて安全。ただ、ブドウ糖注射は二日酔いには効きが早くていいけどね」(翻訳・編集/吉金)