「漢光演習」の一部として行われた上陸作戦の演習の模様=25日台湾・屏東で撮影

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(台北 31日 中央社)国防部は31日、中国大陸がすでに台湾の離島を封鎖・奪取できる戦力を有しているとの内容を盛り込んだ「五年兵力整備及び施政計画報告」を立法院(国会)に提出した。

国防部は同時に「2016年中共軍力報告書」も提出。両報告書の中では、中国大陸の軍事戦略、国防予算、軍事改革、台湾への軍事作戦などの問題についての検討がなされている。

軍力報告書によれば、中国大陸が台湾を侵攻する可能性のあるタイミングは、独立宣言や独立姿勢の明確化、内部の情勢不安、台湾の核兵器保有、両岸(台湾と中国大陸)平和統一対話の遅延など。中国大陸が人民解放軍に対し、2020年までに台湾への全面的武力作戦を可能にする軍事力の整備を終わらせるよう要求していることも記された。

施政計画報告では、台湾を対象とした軍事演習は減っておらず、中国大陸が対台湾の軍事闘争を平常的な戦備としていることが指摘された。

国防部は兵力整備の計画として、情報作戦の能力強化、弾道ミサイルの防衛能力向上、敵軍のミサイル飛来時の高生存戦力強化、自主国防の着実な実施などを掲げている。

(劉麗栄/編集:名切千絵)