29日、中国が4年後の火星探査機打ち上げを計画しているが、実現の可能性が高まっている。写真は火星の資料画像。

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2016年8月29日、中国が4年後の火星探査機打ち上げを計画しているが、実現の可能性が高まっている。中国網が伝えた。

独ドイチェ・ヴェレによると、中国は8月中旬、初の量子化学実験衛星を打ち上げており、この実験が成功すれば、衛星と地上間の量子通信が実現されるなど、中国の物理学者は量子物理学の分野で大幅な飛躍が実現される見通しとなる。これまで優位に立っていた他の国々との距離を縮めることになるが、中国はそれだけでは満足しない。

中国は2020年に初の火星探査機の打ち上げを計画しており、つい先日は火星探査機の画像も公開。しかも、ただ宇宙開発への資金投入を活発にさせるだけでなく、巨額の資金を投入する政策決定も迅速化させており、中国が宇宙開発の分野でも他の国々をリードする存在になろうとする野心が見える。

中国は今秋に宇宙ステーション「天宮2号」を打ち上げ、天宮2号に向かう有人宇宙船がクルー2人を運ぶ計画。17年には補給船「天舟1号」がドッキングし、翌18年には設備を充実化させた宇宙ステーションの建設を開始する。また、国際宇宙ステーションが24年に予定通り運用を停止すれば、中国は世界で唯一常駐型の宇宙ステーションを有する国となる。

中国は地球外生命体の探索にも力を注いでいる。7月には口径500メートルの巨大球面電波望遠鏡「FAST」が完成し、数年後の本格的な運用が予定されている。この望遠鏡は深宇宙からの地球外文明から発せられた信号の受信にも貢献するとされる。

米国が地球外生命体探索の資金を削減している一方で、次々に資金を投じ、巨大設備を完成させる中国は、地球外生命体探索の分野で世界をリードするようになっているという。(翻訳・編集/岡田)