日本を訪れる中国人が増加の一途をたどっているが、その目的は全員が観光というわけではない。なかにはビジネスや視察を目的に訪日する中国人も大勢含まれている。特に、日本の「マネジメント」を学ぶために日本を訪れる中国人は多い。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本を訪れる中国人が増加の一途をたどっているが、その目的は全員が観光というわけではない。なかにはビジネスや視察を目的に訪日する中国人も大勢含まれている。特に、日本の「マネジメント」を学ぶために日本を訪れる中国人は多い。

 中国メディアの捜狐はこのほど、中国は世界の工場として名を馳せたが、「真の意味での製造業大国は中国ではなく、隣国の日本である」と主張、中国の製造業関係者が日本を視察すべき理由について考察している。

 記事は、中国の製造業は改革開放から30年以上を経て、電子工業や自動車、機械など幅広い分野で大きな発展を遂げたと指摘する一方、「中国製」に貼られた「安かろう悪かろう」というレッテルは今なお外すことができていないと論じた。

 続けて、中国は資源、エネルギー、豊富な労働力という製造業の発展に必要な条件をもっていながら、世界に認められるような製品を未だに造れずにいるのが現実だと指摘。また、日本は天然資源に乏しい国であり、人件費も極めて高いとしながらも、「日本製はコストパフォーマンスに優れ、高品質の代名詞」だと指摘し、鉄板やプラスチックの部品1つを作るにも原材料を輸入しなければならない日本に対して中国は圧倒的に負けているのが現実であることを指摘した。

 中国は近年、人件費の上昇などによって従来の低付加価値の製造業の競争力が低下しており、速やかな高度化を迫られている。記事は「中国製造業は低コストという強みを失いつつあり、新たな競争力の獲得が急務」であると指摘し、だからこそ第2次世界対戦終了後に速やかな復興を遂げ、世界をリードするまでに発展した日本の製造業に学ぶ必要があり、視察で日本を訪れる必要があるのだと指摘した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)