日本は高齢化が急速に進んでおり、まもなくアジア初の「超高齢化社会」になるようだ。中国メディアの科技世界網は27日、日本の高齢化社会に対する取り組みについて紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本は高齢化が急速に進んでおり、まもなくアジア初の「超高齢化社会」になるようだ。中国メディアの科技世界網は27日、日本の高齢化社会に対する取り組みについて紹介する記事を掲載した。

 記事は、日本のみならずアジア各国で高齢化が進んでいるものの、日本は2030年頃までに高齢者の占める割合が28%という初めての「超高齢化社会」になる見込みだと紹介。超高齢化社会に伴う国民の負担は大きく、介護費用は2015年の5倍にもなる見通しだという。

 この問題に日本はどのように対処するのだろうか。記事は、経済産業省が「介護ロボット開発」を重視していると紹介。大量生産に向けた研究開発への補助に力を入れているとし、日本企業も積極的にロボット開発に取り組んでおり、14年9月の時点で、すでに100以上の企業が経済産業省や新エネルギー・産業技術総合開発機構のパートナーとして名乗りを上げたという。例えばパナソニックは革新的なベッド型ロボットや、自立支援型起立歩行アシストロボットを開発したことを紹介した。

 記事がもう1つ注目したのが、日本の大学などの研究機構によるロボット開発だ。東京理科大学の小林宏准教授が研究を進めているのは画期的な「マッスル(筋肉)スーツ」で、機械が人の代わりに作業するのではなく、あくまで作業補助装置として、人の筋肉の力を補強することで作業を楽にするというコンセプトだと紹介。圧縮空気を出し入れすることで特殊繊維でできた人工筋肉が収縮し、最大30キロ分を補助し、重いものを持ったり体を屈めたりする作業がしやすくなるというものだ。

 日本の高齢化という社会問題も、日本の得意とする科学技術分野でこれだけの取り組みがされているというのは頼もしいかぎりだ。高齢化社会は日本経済にとっては逆境といえるが、ロボットの市場規模は今後さらに拡大を続けることが期待されており、ロボットによって生産性の向上、ひいては日本経済の発展につながることを心から期待したいものだ。(編集担当:村山 健二)(イメージ写真提供:123RF)