阪神から3位の座を守ることができるのか!?

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 球団初のCS出場をかけて、DeNAファンの間ではますます緊張感が高まってきた。

 チームの借金がなかなか消えないなかシビアな3位争いが続くが、その借金完済を阻む主たる要因は、阪神タイガースに対する負け越しだ。セ・リーグのほかの球団には借金なしにもかかわらず、阪神にだけは8つの借金。すでに今季の対阪神の負け越しは確定している。

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■【投手陣】なぜ阪神を苦手に? 〜被安打、被本塁打は最低だが……〜

 今季のDeNAは、投手陣の安定感で辛くもAクラスに留まっている。だが、阪神に対してはどうだろう。

 8月29日現在、対阪神の防御率は4.34。やはりセ・リーグの対戦球団のなかでもっとも悪い。しかし内容を見ると、被安打、被本塁打はともに対阪神が一番少ない。

 つまり、阪神が少ないチャンスをものにして試合を制しているといえる。

■【打撃陣】なぜ阪神を苦手に? 〜メッセンジャー、岩貞が天敵に〜

 それでは、DeNAの打撃陣は阪神投手陣を攻略できていないのだろうか。

 投手別の対戦成績を見ると、メッセンジャーに3敗、岩貞祐太に3敗と、この2人から6敗を喫している。

 どうやら打撃陣は、苦手投手を攻略できていないようだ。

 CS進出へ向けて、この両投手を打ち崩せるかが鍵となるが、ふたりと「横浜」との因縁も紹介しておきたい。

■阪神・岩貞祐太の“YOKOHAMA愛”

 岩貞といえば、横浜商科大在籍時に神奈川大学リーグで好投し、大暴れしていた経歴を持つ。そして、記念すべきプロ初勝利はDeNAを相手に、思い出深い横浜スタジアムで飾っている。

 おそらく岩貞には“YOKOHAMA愛”がある。残るDeNA戦での登板では、“YOKOHAMA”に対する優しさを期待したい。

■メッセンジャーが苦手・ハマスタを克服!?

 昨季のメッセンジャーは横浜スタジアム登板では勝ち星ゼロ。球場との相性の悪さを指摘されていたが、今季は豹変した。8月25日には自らのバットでも猛打賞と貢献し、“ジエンゴ(自援護)”により勝利を収めている。

 今季はDeNA戦が大好きになったに違いないが、残る直接対決ではメッセンジャーにも、わずかな優しさを期待したいものだ。

 ほかには今季、2敗を喫している藤浪晋太郎も注意が必要だ。なんと藤浪は現在、DeNA戦は6連勝中。すっかり藤浪の上顧客になっている感がある。

 現時点で残りの阪神との直接対決は6戦。ここでどんな成績を残せるかが、今季の順位を大きく左右する要因となりそうだ。

文=元井靖行(もとい・やすゆき)

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