斬新名古屋めし「鉄板小倉トースト」

写真拡大 (全3枚)

 小倉トースト、台湾まぜそば、ひつまぶしなど、名古屋は独特なグルメどころだが、近年それらがさらに進化したメニューが登場している。斬新すぎる“名古屋めし”を紹介しよう。

【鉄板小倉トースト】
 アイスクリームにエスプレッソを注ぐイタリアのデザート、アフォガードをヒントにしたという店の人気メニュー。

 小倉トーストの上にのるアイスクリームに深煎りしたコーヒーベースのシロップをかけると、ジューッという音とともに甘い香りが立ちこめる。口の中に入れたときに感じる熱さと冷たさ、小倉とアイスクリームの甘さとコーヒーの苦み。それぞれのバランスが絶妙な逸品。

「喫茶 神戸館」
名古屋市中区錦1−13−36

【台湾まぜそば鉄板焼き】
 ここ数年は名古屋生まれの台湾ラーメンから派生した台湾まぜそばがブームになっているが、さらに進化したのが焼きそば風にアレンジしたこちらのメニュー。

 味のベースは、四川風の唐辛子味噌、辣醤に和風だしを合わせたピリ辛のタレ。これがミンチに使う赤味噌のコクやうまみと混ざり合い、複雑な味を生む。都内にもある素材屋の各店舗で味わえる。

「素材屋 名駅堀内ビル店」
名古屋市中村区名駅3−25−9 堀内ビル地下1階

【かつまぶし】
 お櫃に入ったごはんの上に、鰻ではなく小ぶりなヒレかつをぎっしり。そこに、さっぱりとした味わいが特徴の醤油ベースの自家製ダレがかかる。

 薬味はひつまぶしの定番、刻み海苔とわさびに塩昆布をプラス。これが肉のうまみをさらに引き立てる。だし汁にも隠し味に昆布茶を使い、ごはんとかつ、タレを見事にまとめ上げる。

「とんかつ たる蔵」
愛知県一宮市丹陽町伝法寺字北海道1710

撮影/岩本朗 取材/永谷正樹

※週刊ポスト2016年9月9日号