食が細そうな鬼平? アニメ「鬼平」に池波ファンが寄せる期待と不安

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小説家・池波正太郎の代表作であり作者急逝のため未完としても知られる時代小説「鬼平犯科帳」のテレビアニメ化が発表されました。

鬼平犯科帳は2017年に誕生50周年。それを記念し池波作品初となるアニメ化が決定したそうです。またアニメ化発表と同時に、タイトルが「鬼平犯科帳」ではなく「鬼平」となること、さらにアニメ版・鬼平(鬼の平蔵)のビジュアルが解禁されました。

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■アニメ版鬼平は「現代風イケメン」

鬼平犯科帳はこれまで、「ゴルゴ13」のさいとう・たかを作画による漫画化、八代目松本幸四郎、丹波哲郎、萬屋錦之介、二代目中村吉右衛門らが主役・長谷川平蔵(鬼平)をつとめた実写作品と様々に展開されています。そのため、それぞれの鬼平像が既に作られ定着していますが、アニメ版・鬼平では細身の「現代風イケメン」として描かれています。

■プロデューサーの丸山氏「美しい、どこにもない世界を目指します。」

アニメ化にあたっては、制作を「それいけ!アンパンマン」「ルパン三世」を手がける株式会社トムス・エンタテインメント、プロデューサーは映画「時をかける少女」「サマーウォーズ」など半世紀以上にわたり200本以上のアニメ作品を手がける名プロデューサー丸山正雄、監督・キャラクターデザインは「BUZZER BEATER」「ルパン三世 GREEN vs RED」の宮繁之、そしてアニメーション制作はスタジオM2が担当すると発表されています。

プロデューサーの丸山氏は本作について「しっかりした時代考証を抑えつつも、モダンでオシャレなセンス」「ダイナミックな動き!そして破天荒な見せ場」を盛り込み、「美しい、どこにもない世界を目指します。」とコメント。新作への意気込みを見せています。

■鬼平といえば「食」!ネットでは「食が細そうな鬼平」という声も

鬼平といえば「めっぽう強い」けれど「情に厚く」、そして「グルメ」。池波作品ではこの3要素が多くの主人公で共通していますが、鬼平においては特に食事シーンが数多く登場。しかもそれぞれが印象的で、料理の湯気まで丁寧に表現されています。

軍鶏なべ屋「五鉄」で食べる料理達、他にもふらりと立ち寄った飯屋、蕎麦屋などで登場する料理。それらがどう描かれるのか?

やはりこの点はファンならどうしても気になるところ。ネットには早速、「食が細そうな鬼平だけど大丈夫?」というビジュアルを見ての意見から、「池波先生の食のこだわりがアニメ版でどうなるのか楽しみ」「プロデューサーの丸山さんが食にこだわりある人だから大丈夫」「江戸の食文化のシーンはファンなら気になる」と期待や不安のコメント双方があげられています。

■ちょっと気になる点も

その他に、今発表では鬼平のことを「主人公の“鬼の平蔵”こと鬼平」(原文ママ)と紹介しています。原作どおりならば主人公の本名は「長谷川平蔵」。「鬼の平蔵」「鬼平」はあくまで異名です。よって普通なら「主人公の鬼平こと長谷川平蔵」となるところですが、長谷川平蔵の文字は原作紹介以外には見当たりません。この辺何か意味があるのかな?と一池波ファンとしては気になりました。深読みしすぎでしょうか?とにもかくにもアニメ「鬼平」の続報および放送開始が待ち望まれます。

▼参考
@Press

(C)オフィス池波/文藝春秋/「TVシリーズ鬼平」製作委員会

(文:HideI)