東京都の小池百合子都知事は8月31日午後1時半ごろ、都庁で記者会見を行い、築地市場(中央区)から11月7日の豊洲新市場(江東区)への移転について延期することを表明した。また、11月2日の築地市場の閉鎖、その後の解体工事などについても併せて延期すると述べた。

小池知事「モニタリングの結果が出るまでは移転しない」と明言

小池知事は会見で、「移転は規定路線だから、といってそのまま移転を決めることはない」と、都民の利益を優先させる(都民ファースト)とし、「都知事選の選挙中も一度立ち止まって考えると述べた通り、知事に就任してからも一度立ち止まって考えた」と、移転延期を決めた経緯について表明した。

延期を決定した最大の理由は、土壌汚染問題、建設事業費の見直し、そして情報公開の3点であると明言。

新市場の土壌汚染については、都が2014年11月から独自の地下水モニタリング調査を実施してきた結果を見た上で判断したいとし、築地市場からの移転を事実上、2017年1月中旬頃までは凍結するとした。また、2009年2月に4316億円だった豊洲市場の総事業費が5884億円に膨らんだ経緯も問題視。巨額で不透明であると指摘されている事業費膨張の経緯を調べるには時間が必要と判断した。さらに、情報公開についても不十分であるとし、都民への利益を優先して総合的な判断で延期を決定したとしている。

土壌汚染、事業費などの精査については、識者によるプロジェクトチームを結成し、調査を進めると述べた。また、正式な移転時期については「プロジェクトチームの出した結果を精査した上で決定する」として、明言を避けた。

image by: Shanti Hesse / Shutterstock.com

 

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出典元:まぐまぐニュース!