素敵な朝ごはんから始まる“理想の自分”。村上萌の睡眠プロデュース術

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“ライフスタイルプロデューサー”というこれまでにない肩書きで、企業の商品やイベントのプロデュースを手がける村上萌さん。現在では「次の週末に叶えたい理想の生活」をコンセプトに、メディア型プロデュースチーム「NEXTWEEKEND」を立ち上げるなど活躍の場を広げています。いまや“ライフスタイルの仕掛け人”として確かな地位を獲得した村上さんですが、彼女がたどり着いた「理想の生活」の裏には、睡眠への意識改革が必要不可欠だったのだとか…。

仕事のクオリティを追求する“理想の自分”になるには、睡眠不足ではダメ

仕事のクオリティを追求する“理想の自分”になるには、睡眠不足ではダメ
次々と「新たなライフスタイル」を提案していく村上さん。そんな彼女のフレキシブルな発想の原点は「ミス成蹊大学のグランプリに選ばれ、情報番組の学生レポーターを経験させてもらったこと」だったそう。
 
「番組では流行りものを紹介するレポーターを担当していたんですけど、ほとんどテレビ局側に指示されるままで、自分の言葉ではない、思ってもいないことを発言していたんです。『本当はこれが流行ってます』なんて言っても、私はただの女子大生ですから話なんか聞いてもらえなくて。だから自分が流行を“仕掛ける側”になって、『それをみんなの心に響かせられる、説得力のある人になりたい』と思うようになったんです」(村上さん)
 
そんな村上さんですが、就職活動はしたものの、ここだ!と思えるところが見つからず、なんと就職先を決めないまま大学を卒業してしまったそう。
 
「友達が入社式に向かう様子をSNSなどで見ていると焦りはありましたが、なんとかなるって根拠のない自信だけはあって。毎日とにかく自分にできることを探してもがいていました。そんな中で、偶然声をかけてもらったFOREVER21コンテストの1次審査合格の通知が来て『失うものもないし、絶対に勝とう。何かが変わるかもしれない』と感じ、根性でグランプリを獲得。FOREVER21が日本に上陸した直後で注目されていたこともあり、ブログのアクセスが少しずつ増えて、このチャンスを逃さないようにと、ひとまずブロガーを名乗りながら『説得力のある人になりたい』という思いで駆け回っていました。そうするうちに、少しずつメディアへの露出や影響力が増して、自分の提案が通るようになっていったんです。そうやって目の前の仕事に一生懸命取り組みながら、学生時代から興味のあった「プロデュース側」へシフトチェンジしていくようにしました。“ライフスタイルプロデューサー”という肩書きは、プロデュース業を続けていく中で誰かにそう呼ばれたことがあり、『いいな!』と思ったので、そのまま使わせてもらっちゃいました(笑)」(村上さん)
 
順風満帆のように見えた村上さん。しかし、忙しさにかまけているうちに少しずつほころびが出てきたそう。
 
「ライフスタイルプロデューサーとして仕事をしているときは、とにかく仕事が楽しかった。自分にしかできない仕事や挑戦したいことが山ほどあるので少しの時間も無駄にしたくない。だから睡眠時間なんて削ってもいい、って思っていました。実際、徹夜することも多かったですしね。でも寝ないと明らかに仕事のクオリティが落ちるんですよ。『もっとできるはず』『ワンランク上の提案ができたのに』と。自分が思っていたような結果を出せないのは、たいてい寝不足のときでした」(村上さん)

起業して、さらに責任感+睡眠への意識が高まる

起業して、さらに責任感+睡眠への意識が高まる
現在、村上さんは株式会社ガルテンの代表取締役を務め、「次の週末に叶えたい、理想の生活」をコンセプトとしたメディア型プロデュースチーム「NEXTWEEKEND」を主宰しています。社長というと多忙で睡眠不足なイメージですが、村上さんにとっては起業が睡眠スタイルを見直す大きなきっかけになったといいます。
 
「正直、“ライフスタイルプロデューサー”と言っても、スタイリストやヘアメイクアーティストのように世間一般に認められている職業じゃありません。一人でフリーランスとして活動するのならいいですけど、自分を慕って手伝ってくれる後輩やインターンの学生たちが増えてうれしい反面、世の中で確立されている職業ではないですし、『この人たちこれからどうなっていくんだろう』って不安に思ったんですよね。
これまでは自己啓発や自分磨きなど自分にばかり向いていたベクトルが、ようやくまわりの人にも向くようになったというか。その頃から、自分一人のことだけでなく会社をちゃんと組織化して、曲がりなりにもプロデューサーらしく、周りの環境をしっかり整えようと思いました。そのためには、睡眠時間を削ってがむしゃらに働くのではなく、中途半端な仕事をしないことが重要。だからこそしっかりと寝て、常にベストパフォーマンスを披露できるように意識を変えました」(村上さん)
 
こうして責任感とともに睡眠への意識を高めていった村上さんは、眠りを改善してすぐにその効果を実感したそう。
 
「モヤモヤして考えがまとまらないときは、思い切って寝てしまうんです。すると頭の中がうまくリセットされて、不思議とアイデアがまとまるんですよね。あとは、考えがガラッと変わって、昨日の自分とはまったく違う発想が生まれてくることもあります。仕事を始めたばかりのころはいくら徹夜しても大丈夫と思っていたけれど、最近は年のせいなのかもう無理(笑)。だらだら起きているよりも断然仕事がはかどるし、仕事と休息のメリハリをつけてしっかり寝る時間を確保するようにしています」(村上さん)
 
また、村上さんは仕事のスタイルにも工夫を加えているそう。
 
「ずっと同じ作業を続けていると飽きてしまいますし、考えがせまくなって行き詰まっちゃうんですよね。だから私は、それぞれの作業を15分くらいの単位で小刻みに分けて、いろいろな仕事をサンドイッチするようにしています。そんなので仕事が進むの?と思うかもしれませんが、気づいたら終わってます(笑)。いま手がけている『NEXTWEEKEND』のメインコンセプトでもある“週末を思いきり楽しむ”ために、自然と平日の仕事の仕方も変わったんだと思います」(村上さん)

旦那さまはJリーガー! 全力サポートの末、最高の眠りをゲット

旦那さまはJリーガー! 全力サポートの末、最高の眠りをゲット
睡眠の大切さを知り、自分なりの理想のリズムをつかんだ村上さんはライフスタイルプロデューサーとして着実に成功を収めていくことに。そんな彼女に訪れた転機、それは学生時代から付き合っていた、現在Jリーグの北海道コンサドーレ札幌に所属するプロサッカー選手・都倉賢選手との結婚でした。
 
「アスリートは身体が資本。結婚してからは夫のサポートのため、生活リズムをすべて彼に合わせるようになりました。食事はもちろん、睡眠時間もとても大切で、寝不足なんてもってのほか。寝過ぎても調子が悪くなってしまうので、だいたい24時30分には寝て、6時30分くらいに起きるなど、就寝と起床時間をしっかり決めて睡眠管理しています。夫は“二度寝はしない”など、睡眠への意識がもともと高くて、『睡眠リズムが崩れないように』と付き合いたてのころは一緒のベッドで寝るのもNGだったくらい(笑)。そうした彼の睡眠へのこだわりは衝撃的で、私も睡眠の質をいかに高められるかについて一緒に考えるようになりました」(村上さん)
 
また、村上さんの自宅は北海道にありますが、東京に会社を構えているため、一ヶ月の1/3は東京で過ごすという二重拠点の生活を送っているそう。
 
「東京は仕事をする場所という認識なので、どうしても夜遅くまで起きていることが多いですね。でも、深夜2時くらいまで夜更かししてしまっても、朝はだいたい7時には起きるようにしています。朝起きられないだけで罪悪感があり、やりたかったことができなくて『1日失敗したな〜』と後悔することが多いんです。ただ、どうしても眠くなってしまうときは無理せずに、仕事の合間でもマッサージへ行って30〜60分ほど仮眠をとります。会社ではなかなか昼寝ができなくて。社長ですし、堂々と眠るわけにはなかなか…(笑)」(村上さん)
 
北海道では夫に合わせた規則正しい生活スタイル、東京にいる間は仕事モード、とメリハリをつけたライフスタイルが村上さんには合っていたよう。
 
「東京にいる間は、仕事に熱中して睡眠不足になることも多いのですが、そんなときは『北海道に戻ったらたっぷり寝られる』と思って頑張ります(笑)。北海道は湿気が少なくて涼しく、東京よりも格段に寝やすいので、仕事の睡眠不足や疲れも効率よく解消できるんですよ」(村上さん)

“理想の1日”は朝ごはんから始まる

“理想の1日”は朝ごはんから始まる
「1日のスタートを気持ち良く切るためには、朝ごはんが大事。北海道にいる間は夫の体調面も考え、グルテンフリーの玄米やキヌア、卵焼き、ソーセージやハム、3種類ほどのフルーツなど、バランスよく食べています。東京にいるときでもお気に入りのパンを買っておいて、どんなに忙しくても早起きして必ず朝ごはんを食べるようにしています」(村上さん)
 
また、村上さんには寝る前に行う、睡眠の質を高めるためのひと工夫があるのだとか。
 
「ベッドに入るときは必ず携帯を足元に置いて、手が届かないようにしています。近くにあるとついSNSなどをチェックしてしまいますけど、足元にあったらわざわざ起き上がらないといけないから面倒だし(笑)。人って単純で、それならいいやって寝るのに集中できるんですよ。あと、ベッドに入っても考え事があって眠れないときは、『考えないようにしよう』と思っても逆に眠れなくなってしまうので、目をつむって楽しいことを考えたり、いっそ『こんなアイデアはどうだろう』と仕事のことを思いっきり考えたりします。すると、気づいたらぐっすり寝ちゃってるんですよね(笑)」(村上さん)
 
さらに、夫の都倉選手と一緒に行っている快眠法も教えていただきました。
 
「お風呂はなるべく湯船につかるように心がけ、最後に冷たい水を浴びるようにしています。夫から教わった入浴法で、汗腺が閉じて余計な汗をかかず、気持ちよく眠れるんです。また、寝る前には夫と一緒に必ずストレッチをしています。ベッドに横になって両脚を壁に垂直にあげるだけなんですけど、身体が気持ち良く緩んでリラックスできます」(村上さん)
 
また、村上さんは大の温泉好き。週1回は温泉に行くそうで、これが日々の生活にメリハリを与えているのだといいます。
 
「単に心地よいというのもありますが、大自然のパワーに包まれているうちに悩んでいることがちっぽけに思えて、スーッと心のわだかまりが消えていくんです。ストレスがあるときはもちろん、何もないときでも定期的に行って心をリフレッシュさせています。すると頭がクリアな状態になって、最高のパフォーマンスができる“理想の自分”になれるんですよ。仕事をはじめたばかりの私は毎日ただがむしゃらに頑張ればいいと思っていたけれど、思い切って“休む”ことで自分の能力を高められるんだって実感しています」(村上さん)
 
“ライフスタイルの仕掛け人”として、日々をいかに楽しめるかを模索し続けている村上さん。その成功の秘訣は、睡眠によって「理想の生活」をつくり、「理想の自分」に近づけることにあったよう。「何気ない毎日をもっと楽しくしたい」と思っている人は、村上さんのセルフ睡眠プロデュース術を取り入れてみるとよさそうですね。
 

【眠りの黄金法則】

夜更かししても朝は早めに起きて、必ず朝ごはんを食べる東京(仕事場)での睡眠不足は、快眠環境の整った北海道(自宅)で解消仕事の合間にマッサージへ行き、30〜60分の仮眠で睡眠補給

【ウィークデーの平均睡眠時間】

北海道では6時間半、東京では約5時間

【睡眠タイプ】

アスリートの夫とともに睡眠・栄養管理し、“理想の自分”を目指すタイプ
村上萌さんのフミナー度は『35%』、今はフミナー度が低いレベルでした。bnr_list_check

 

村上萌さん
村上萌さんライフスタイルプロデューサー。株式会社ガルテン代表取締役。メディアブランドNEXTWEEKEND主宰。
初代「ミスFOREVER21コンテスト」でグランプリを獲得したのをきっかけにブロガーとして注目を集め、現在は商品やイベントのプロデュースを手がけるライフスタイルプロデューサーとして活躍中。ウェブマガジン「NEXTWEEKEND」やサンドイッチ屋「GARTEN」を運営。著書に『小さな野心を燃料にして、人生を最高傑作にする方法』、『WEEKEND WISH DIARY 週末野心手帳』シリーズ、『カスタマイズ・エブリデイ コーヒーは、ダブルトールノンファットエキストラホットラテ』などがある。