ヤストシ エズミが「理にかなった」フロアショー形式で新作発表<17年春夏>

写真拡大

 デザイナー江角泰俊が手がける「ヤストシ エズミ(YASUTOSHI EZUMI)」が、2シーズンぶりに単独ショー形式で2017年春夏コレクションを発表した。東京・南青山のCoSTUME NATIONAL Aoyama Complexを会場に、テーマは建築の修復と再生を意味する「Restauro」。海外出展を開始した2016年春夏から発表と受注の時期を約2ヶ月前倒しており、今シーズンは限られたプレスとバイヤーに向けて、発信力を重視したショーとセールスを重視した展示会を組み合わせる新たな発表形式にシフトした。 ヤストシ エズミが1年ぶりのショー<17年春夏>の画像を拡大

 2017年春夏コレクションは、建築家カルロ・スカルパ(Carlo Scarpa)の建築作品における手法「レスタウロ(Restauro)」をファッションに置き換え、ベーシックウエアの創造的な再生を試みた。古着から研究したというミリタリーウエアはレースに刺繍を重ねたオリジナル素材などエレガントなウィメンズウエアに再構築し、初登場のデニムはレイヤードを前提としたアシンメトリーの仕立てなど、「理(LOGIC)」がブランドコンセプトの「ヤストシ エズミ」らしいギミックを取り入れた。 江角泰俊は、NYとミラノのショールームに出展を開始した2016年春夏コレクションから発表時期を見直し、ビジネスを重視して理にかなったスケジュールの確立を目指している。特に海外ではデザイン性とクオリティの高さが求められるが、受注のスケジュールを約2ヶ月早め生産期間を確保することでキャパシティが広がり、ワンランク上の素材やかぎ針編みのニットといった技工を取り入れることが可能になった。今後もより市場を意識しながら質の高い服作りに注力していくという。■新作コレクション全ルック YASUTOSHI EZUMI 2017年春夏コレクション■スケジュール見直しの動き 国内デザイナーズブランドの展示会時期が二極化 スケジュールの見直し進む