日常生活のなかで頻繁に使用するわけではないが、たまに使用するときにその存在のありがたみがよく分かるという物がある。公衆トイレもその1つかもしれない。(イメージ写真提供:123RF)

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 日常生活のなかで頻繁に使用するわけではないが、たまに使用するときにその存在のありがたみがよく分かるという物がある。公衆トイレもその1つかもしれない。

 公衆トイレのありがたみを知っているのはもちろん日本人だけではない。世界各国にも公衆トイレは存在するが、各国の公衆トイレにはそれぞれの国の個性や文化が反映されている。中国メディアの中潔網はこのほど、世界各国の公衆トイレに見られる個性的な管理方法について説明し、特に日本とシンガポールの公衆トイレを称賛している。

 記事はカナダ、スイス、ドイツ、日本、シンガポールの公衆トイレを紹介。日本の公衆トイレの清潔さは中国でも広く知られるが、記事は日本では「観光スポットになるほどのトイレもある」と説明。特に外国人観光客は日本でトイレを使用すると同時に日本の歴史や文化を知ることができる存在だと紹介。

 日本で公衆トイレを使用するだけでも、日本人の公徳心の高さのみならず、日本人がいかに公衆衛生を重視しているのか、トイレ用擬音装置に代表されるように日本企業がいかに使う人の立場で製品開発を行っているかなど、見えてくるものは数多く存在すると言えよう。

 またシンガポールの公衆トイレについては「1990年代半ばから公衆トイレを清潔にする運動を大々的に展開した」と紹介、公衆トイレの清潔さは国家のイメージにとって非常に重要という認識が存在することを伝え、「日本とシンガポールの公衆トイレのデザインは周囲の建造物との調和がとれており、中国の公衆トイレ建設に啓発を与える」と論じた。

 記事が説明している日本とシンガポールの公衆トイレに共通しているのは、両国とも公衆トイレを単に人間の生理現象を処理する場所と捉えるのではなく、公衆トイレと国の文化を結びつけている点ではないだろうか。たかが公衆トイレと考えることもできるが、意識しなければ不潔な場所となってしまう場所だけに、人が使って楽しめる、あるいは清潔さから清々しささえ得られるような文化的な公衆トイレを目指すのは非常に大切なことと言える。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)