【意外と知らない】バッテリー上がりの対策とは

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最近のクルマはバッテリーへの負担が大きい

今どきのクルマは電装品が大量についているし、ドライブ中はナビはつけっぱし。雨の夜ともなれば、ライトやワイパーもフル稼働だ。そうなるとバッテリーへの負担はかなり大きくなる。

ちなみにバッテリーは寒さに弱いというのは皆さん知っていると思うけど、気温25度を100とした場合、気温が10度下がると、性能も10下がる。つまり0度になっただけで、バッテリーに不具合がなくても、性能は3/4になってしまうのだ。

少々、クルマに詳しい人なら、バッテリーの電気はスタート時に使うだけで、走行中は発電機からの電気で直接まかなっているハズと思うかもしれない。それは基礎知識としては正解だけど、上記の負担増やアイドリングストップの普及などで、まかない切れないときもあり、バッテリーから持ち出していることも実際は多い。

そもそも発電機は低回転だとあまり発電しないので、渋滞は苦手。さらに最近のエコカーだと、充電制御を行なっているのでなおさらつらい。これはつねに発電しているのではなく、加速時など走りへの負担が大きいときは、発電を行なわないという機能だ。

というわけで、バッテリーへの負担は増すばかりだし、その分、メンテは重要だ。

価格だけで選ぶと後悔することも

最近は補水不要のメンテナンスフリーバッテリーが主流なので、直接できることはあまりないが、1カ月に1度はボンネットを開けて、バッテリーの状態をチェック。もちろん補水タイプは液量を確認して、足りなければ足しておく。

簡易的ではあるけど、充電状態を示すインジケータが付いていることが多いので、まずはこれを見て、色で状態を確認する。さらに端子の状態も見ておこう。外れかけなんていうのは論外だけど、汚れやゴミなどが付いていないかをチェックして、汚れていたらきれにいしておく。

そしてしばらく乗らないことも多いと思う。その際は週に1度程度、意識的に近所を一周するなど、チョコチョコと充電を行ないたい。時計やナビ、車両システムのバックアップのために、駐車している間も電気は流れているので、どんどんとバッテリーの残量は減っていくのだ。

また走ったり、エンジンが掛けられない場合は、バックアップ電源が売られているので、これをつなげておくとつねにバッテリーをフレッシュな状態に保ってくれる。これも近くにコンセントがないとだめだが、今どきのクルマはバッテリーを上げただけで、ナビやウインドウの開閉にエラーが出るなど、大変なことになるので、できるだけ上げないようにしたい。

そして、これは今できる最大のトラブル回避なのだが、バッテリーはケチらないということ。資源高騰などでバッテリー価格も高くなっているが、安いという理由だけで絶対に買わない。充電制御やアイドリングストップが付いているクルマは、専用品を使う必要がある。これがまたかなり高いが、専用品なので選ぶしかない。そもそもそれでトラブルに遭えば、ケチった分もチャラだ。

また制御が入っていない一般の車両でも、予算の範囲でできるだけいいものを選びたい。参考にするのは保証期間だ。箱に大きく書いてあり、選び目安というか、性能の目安としてわかりやすい。

劣化したバッテリーを使い続けると、エンジンがかからないなどのトラブル以外に、爆発などの危険性も高まるので要注意だ。消耗品のひとつとしてとらえてしっかりとメンテしてやろう。

(文:近藤暁史)