ケニアのナイロビで第6回アフリカ開発会議(TICAD6)が開催され、安倍晋三首相は27日、今後アフリカ諸国に官民合わせて300億ドル(約3兆円)規模の投資を行う方針を示した。(イメージ写真提供:123RF)

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 ケニアのナイロビで第6回アフリカ開発会議(TICAD6)が開催され、安倍晋三首相は27日、今後アフリカ諸国に官民合わせて300億ドル(約3兆円)規模の投資を行う方針を示した。

 近年、アフリカで存在感を高めている中国では日本の動きに警戒感が高まっているが、中国メディアの新浪はこのほど、「日本と中国がアフリカという市場を争うことは、中国にとって悪いことではない」と伝える記事を掲載した。

 記事は、日本のアフリカ支援の意図について、「米国の尖兵となって中国を牽制」することのほかに、日本の中国への追随があると主張。中国がアジアインフラ開発銀行を立ち上げ、アジアに投資を行うと発表すると日本もアジアのインフラ整備を行う方針を示し、中国が高速鉄道の輸出を推進すると日本も新幹線の輸出に力を入れ始めたと指摘し、アフリカ支援も中国の「真似」と「追随」であると主張した。

 続けて、日本が中国の真似ばかりしているのは「中国の国際影響力拡大に対応するため」であるとし、中国は日本の動きを高度に警戒し、日本に中国の発展を阻害させてはならないと主張。一方で、日本のアフリカ支援については歓迎すべきとの見方を示し、アジアであろうとアフリカであろうと、その地域が発展すれば中国との貿易や経済協力も活発化するためだと指摘した。

 中国は現在、自国を中心とした経済圏の確立に向けた「一帯一路」戦略を推進している。中国から中央アジアを通り、欧州やアフリカまでを経済圏に入れた構想だが、記事は「日本が援助することで相手国が発展すれば、中国の投資も回収しやすくなる」と主張し、日本が中国の「真似」ばかりするのは、中国にとっては見方を変えれば「良い補強になる」と伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)