和食は2013年、「日本人の伝統的な食文化」として、ユネスコ無形文化遺産に登録された。農林水産省によれば、「和食」には「多様で新鮮な食材とその持ち味の尊重」、「健康的な食生活を支える栄養バランス」、「自然の美しさや季節の移ろいの表現」、「正月などの年中行事との密接な関わり」という4つの特徴があり、無形文化遺産への登録はこうした特徴が評価されたものだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 和食は2013年、「日本人の伝統的な食文化」として、ユネスコ無形文化遺産に登録された。農林水産省によれば、「和食」には「多様で新鮮な食材とその持ち味の尊重」、「健康的な食生活を支える栄養バランス」、「自然の美しさや季節の移ろいの表現」、「正月などの年中行事との密接な関わり」という4つの特徴があり、無形文化遺産への登録はこうした特徴が評価されたものだ。

 中国メディアの捜狐はこのほど、ユネスコ無形文化遺産に登録された飲食文化はイタリアなどの地中海の食事、フランスの美食術をはじめとする数種類しかなく、中華料理もまで登録されていないことを伝え、「日本文化の哲学と美学が含まれる和食は、中華料理にとって学ぶべき点が多い」と論じた。

 記事は、中国人の多くは和食といえば「寿司や刺し身、美しい盛り付けの懐石料理」を連想するとしながらも、和食は決してそれだけの料理ではないと指摘。素材の味を活かしつつ、色や香り、器などの調和も重視する料理であると指摘したほか、素材や調理法は季節感が大事にされる料理だと伝えた。

 さらに和食と一口に言っても、実際には寿司や会席料理のみならず、非常に豊富なメニューや料理が存在することを指摘しつつ、中国で近年高く評価されている弁当や駅弁も大きな視点でみれば和食と言えると指摘。特に駅弁は各地の特色ある素材を活かして作られたものであり、和食の特徴を備えているものだと論じた。

 和食がユネスコ無形文化遺産に登録されたためだけではないが、近年、世界中で和食の人気が高まっている。特に欧米では和食のブランドイメージも高い。記事は、和食に対し、「日本文化の哲学と美学が含まれる和食は伝統的でありながらモダンであり、季節感を大事にして自然を尊重する精神がある」と指摘、中華料理は和食に学ぶべきであると伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)